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バレンタインラプソディ・イン・ドライヴ6

Author: 相沢蒼依
last update publish date: 2026-03-20 10:00:22

「江藤さんの場合、女ばかりの行列に並んだとしても、違和感があまりないと思うんだよね。そこにいるだけで、絵になるからさ。きっとお客さんのために買うのかしらなんて思われて、自然とスルーされるんじゃないかな」

のろけまくる弟の話を聞いて、宮本の口角が自然と上がっていった。

「だよね……。江藤ちんは俺と違って格好いいから、たとえ下着売り場にいたとしても、彼女のものを買うと思われて、自然とスルーされそうだ」

「兄貴の例え話、なんだか極端だなぁ。だけど俺たち兄弟が江藤さんが平気なところに顔を出しても、女性客にスルーされないことくらいは分かる」

「佑輝、すっごく美味しかったって言ってたよね。江藤ちんから貰ったチョコレート」

昨年わざわざ電話を寄越すなり、ここぞとばかりに自慢されていたせいで、強く印象に残っていた。

「うめぇってもんじゃなかった。もんのすごく美味って感じ! チョコレートの味が濃くてさ、それが口の中で溶けていく感じがまろやかで甘すぎなくて、躰が震えちゃうくらいに美味しかった」

「へぇ、そんなに美味しかったのか」

「うん! 江藤さんに言わせると「芳醇なカカオの香りが……」って、テレビ
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  • BL小説短編集   雅輝( ゚艸゚;)2

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