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バレンタインラプソディ・イン・ドライヴ7

Auteur: 相沢蒼依
last update Date de publication: 2026-03-21 10:01:40

「確か江藤ちんのご両親は、弁護士をしているんだったか」

「江藤さんってば両親似だった。ふたりのいいとこ取りをした子どもって感じ。だから、すっごく大切に育てられたんだと思う」

 さっきまでとは違い、どんどん沈んでいく弟の声色に宮本は眉根を寄せた。

「佑輝?」

「『息子を変な道に染めたのは、おまえなのか』って言われちゃった。すぐに江藤さんがフォローしてくれたけど、俺は何も言い返せなくて」

「そう……」

「実家でも父さんと母さんを、兄貴や江藤さんが説得してくれただろ。本当は言いたいことが山のように出てきたのに、それが言葉にならなくてさ。情けないよね」

「口下手なお前よりも江藤ちんが交渉したほうが、うまくいく確率が上がる。俺としてはそう思うけどな」

 落ち込みまくる弟に、できるだけ明るい声で接した。本当はもっと気の利いたことを言いたいのに、口下手な弟に匹敵するくらいに口下手なせいで、思ったことをうまく伝えられない。

(こういうときは、陽さんや江藤ちんの会話術が羨ましくなるな――)

「そ、そういえば、佑輝が江藤ちんと一緒じゃないのは珍しい。元気にしてるのか?」

「うん。ふたりで江藤さんの実家に
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