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第7話

مؤلف: 酔夫人
last update تاريخ النشر: 2026-10-08 16:00:51

「人が我慢していれば調子に乗って」

怒れる魔王、いや、『彼女』はヒールを鳴らして俺に近づいてきた。

石の床をカツカツと叩くヒールの音。

あまりの事態に呆然としていた俺は、「あの高いヒールはどう見ても戦闘には不向きだな」のようなことを考えていた。

.

「それ、貸してください」

「は?」

脳が働いていなかったため言っている意味が分からず、間抜けな声で聞き返すのが精いっぱいな俺。

「そ・れ」

『彼女』の指が俺の肩を指す。

「その、どう見ても邪魔な飾りでしかないそのマント。私に貸してください」

俺は黙って頷くと、肩につけていた緋色のマントを外してアイシャに渡した。

確かにあれは邪魔だった。

.

男漁りに来たのか。

俺はそう言って、あんな格好で模擬戦に出た『彼女』を非難した。

TPOをわきまえろと、どの口が言ったのか。

衣装に関しては俺もアイシャのことは言えない。

サンドラの指示で用意された衣装は、ウィンスロープの威光を見せつけようとしたのだろう。

大きな宝石はくっついていたし、無駄にひらひらとした飾りがついていた。

……よくあんなことを言ったな、俺。

.

「ありがとうございます」

『彼女』は
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