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第177話

Author: ラクオン
一真は彼女の顎を掴んで、微笑んだ。

「どうすれば、もっと苦しんで死ねると思う?

そうだ、大きな猟犬でも地下室に入れて、遊び相手にしてやろうか?」

「やめて!!」

桃子は瞬時に崩れ落ちた。「私、話すわ。話したら、見逃してくれる?」

一真の口調は穏やかである。「もちろん」

「本当?」

「本当だ」

彼の真剣な眼差しを見て、桃子は自分に逃げ場がないことを悟った。

先ほどの恐怖で全身が震えている。

「あ、あの子を引き取った人……潮見市から来た人よ」

一真は眉をひそめた。「潮見市?本当か?」

「本当よ!」

桃子は必死に頷いた。ただ一命を取り留めてほしいと願うばかりだった。

彼女は今初めて、自分がこれまでしてきた行いが、どれほど危険な行為だったと知った。

この男の根底にある悪辣さは、他人の想像を遥かに超えている。

「そうか」

一真はそう応じると、バタンと後部座席のドアを閉め、運転席の窓をノックした。

「翼に一番気性の荒い大型犬を連れてこさせて、彼女の相手をさせろ」

それから、ゆっくりと体を起こし、全身にまとっていた殺気を収めると、片手で悠然とスーツのボタンを留め
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大野明子
クズ夫や其々の男性のキャラが うまく絡み合ってる 飽きない展開に 目が離せない 次回を早く読みたい
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