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黒翼と白光

Penulis: ふりっぷ
last update Tanggal publikasi: 2026-08-06 06:51:13
 夜の王都ブリュードは、灰色に濁っていた。

 火災の煙。

 砕けた結界の残滓。

 空を焦がした魔法の痕。

 二度目の夜も何も変わらない。

 ただ、戦争だけが続いている。

「南門急造バリケードを設置、騎馬隊を迎撃!」

「南区避難、第二区画まで完了!」

「シュルツ将軍より伝言。我、軽傷なり、援軍不要とのこと!」

 参謀部から報告が次々とあがる。

 ヒマリは、仮設避難所で

 戦況図を睨みながら指示を飛ばし続ける。

 休息は、ほとんど取れていない。

「城内、再び圧力上昇」

 フェルマーが険しい顔で告げる。

「ジギスムント軍が再編を終えた。

 夜襲を仕掛けてくる可能性が高い」

「……まだ来るんだ」

「消耗戦だ。完全に君を削るつもりだな」

 ヒマリは、小さく息を吐いた。

 分かっている。

 ジギスムントの狙いは、王都そのものではない。

 “女王”を壊すこと。

 その時だった。

 空気が、凍る。

 ぞわりと、背筋が粟立った。

 迎撃を終えたばかりの中央広場に

 黒い魔力が渦を巻く。

 次の瞬間。

 一人の女が、静かに姿を現した。

 黒翼。

 赤紫の瞳。

 以前よりも禍
ふりっぷ

ヒマリの衰弱を見て、ノリスが現れます。

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