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第743話

مؤلف: 魚ちゃん
「一体何をそんなに大げさに心配してるのよ」胡桃は呆れたように言った。「ここは病院で、先生がちゃんとついててくれるんだから大丈夫よ」

だが、樹には心配するなと言う方が無理な話だった。

やがて潤が駆けつけてくると、二人の男は揃って非常階段の踊り場へと場所を移した。

樹がすがるように潤へ手を伸ばした。「タバコを一本くれ」

樹はもう随分前にやめていた。胡桃の妊娠が分かってからは、彼女の体を気遣い、タバコも酒も一切きっぱりと断っていた。

「悪いが、俺も持ってない」潤は言った。

潤もまた、明里と再会する前はストレスからかなりの本数を吸っていた。

でも、明里がタバコの臭いを嫌がるし、宥希がいる。だから彼も完全にやめたのだ。

やめるのは相当辛かった。酒はまだしも、タバコへの依存はここ数年でかなり深くなっていたからだ。離脱症状に苦しんだ時期もあった。

でも、意志と強い動機があれば乗り越えられる。愛する女と子供の顔を見れば、乗り越えられない壁はない。

やめられないと言う男は、結局のところ本人の気持ちが弱いだけだと、潤は思っている。信念があれば、できないことなどないのだ。

「だめだ、や
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