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第9話

Auteur: イチゴエッグタルト
「先生、血が足りません!

青木さんの容態が非常に危険です!」

病院に足を踏み入れるなり、看護師に呼び止められた理翔は顔を険しくし、スマホをひったくるように取り出すと陽葵に電話をかけた。

だが、数十回鳴らしても、彼女が受ける気配は一切ない。

理翔の心底に瞬時に激しい怒りが沸き起こり、指を荒々しく動かしてメッセージを送りつける。

以前なら即座に返信をよこした陽葵だが、今やそれらのメッセージはすべて梨の礫だった。

【陽葵!死にたいのか?よくも連絡を断ちやがって!

見つけ出したら、タダじゃ済まないと思え。

柚乃に万が一のことがあれば、必ずその代償を払わせてやる!】

理翔は瞳に怒りの炎を宿し、大股で外へ向かおうとした。一歩踏み出したところで着信音が鳴り響く。陽葵だと思い込み、確認もせずに電話に出た。

「陽葵、今どこにいようが今すぐ戻ってこい!さもないと容赦しないぞ、さっさと……」

「理翔、私よ!」綾子が、鋭い声でその言葉を遮った。

理翔は虚を突かれたように黙り込んだ。反応する間もなく、綾子の声が畳みかけるように響く。

「今すぐ本宅に戻りなさい。あなたと陽葵のことについて
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