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第584話

ผู้เขียน: 北野 艾
「あなたの性格はお粗末だけど、その言葉だけは正解ね」

詩織は冷ややかな瞳で、真っ直ぐに柊也を見据えた。

「確かに、あなたは私には合わないわ」

言い捨てると、詩織は興味なさげに視線を逸らし、踵を返した。

もう一秒たりとも、彼に関わる気はなかった。

柊也は引き止めもせず、ただ遠ざかる背中を見送っていた。

長い沈黙のあと、一本の煙草に火を点ける。

吐き出した紫煙の奥で、彼の表情は凍てついたように動かない。

やがて男の輪郭は、夜の闇へと溶けていった。

シャワーを浴びて部屋に戻ると、ミキから着信履歴が残っていた。

濡れた髪をタオルで拭きながら、ビデオ通話をかけ直す。

「おっ、終わった?」

ミキは即座に出た。

「うん、シャワー浴びてた」

「で、どうだった?楽しかった?」

ミキは撮影のスケジュールが押して、今日のパーティーに来られなかったのだ。

「楽しかったけど、最悪」

詩織が事情を話すと、ミキは間髪入れずに吠えた。

「はあ!?あのバカップル、いい加減にしろっての!」

画面の向こうでミキが憤慨している。「てか、なにその言い草?クズ也のやつ、何様のつもりよ!」

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