Love Potion

Love Potion

last updateLast Updated : 2025-12-01
By:  煉彩Completed
Language: Japanese
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 見合い結婚をした、九条 美月(くじょう みつき)は夫からの愛情を受けることなく仮面夫婦を続けていた。  夫である孝介(こうすけ)の豪遊、浮気、監視されている環境が耐えきれなくなり、孝介が出張中にふらり気分転換へ出かけた美月。  そこで加賀宮(かがみや)という謎の男性に出逢い、美月の運命は変わっていく――。 ※このお話はフィクションです。 ※過激な描写があります。苦手な方はご遠慮ください。 ※イラストは武田ロビ様に描いていただきました。作中に挿絵があります。 イラストの無断転載・転用、二次利用禁止です。

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Chapter 1

プロローグ

 住宅街から少し離れた、築数十年は経過しているであろう木造の二階建てアパート。部屋数は六戸。

 私は二階へと続く階段を登り、202号室のインターホンを鳴らした。

<ピンポーン>

 インターホンの音だけが響き、中の住人の声は聞こえない。

<トントントン>

 ノックをする。

「居るんでしょ。開けて」

 私がそう声をかけると、ゆっくりとドアが開いた。

「お疲れ様」

 一言だけ発し、彼は部屋の中へ戻って行く。私は彼の後ろ姿を追った。

 六畳一間のワンルームには似合わない大きなベッド。部屋の中は相変わらず物が散乱している。

 汚い。

 でも私には関係ないと割り切ることにしている。

 私は

「さぁ、始めましょう?」

 平然を装い、彼に伝えた。

 本当はドキドキしてるなんて口が裂けても言えない。

 自分からブラウスのボタンを外し、その場にポスっとブラウスを置く。

 次にスカートを脱いだ。

「どうした?今日は積極的だな」

 下着姿の私を嘲笑うかのように彼はフッと笑った。

 ライトブラウンの少し長めの髪の毛、大きな瞳なのにどこか鋭い目、鼻筋はスーと通っている。いわゆる容姿端麗だ。

 ベッドの上で胡坐をかいている彼に私は目を向ける。

「勘違いしないで。早く終わらせたいだけだから」

 そう伝え、彼に近づき、自分から唇を重ねた。

 部屋の中にリップ音が響く。

「んっ……」

 舌を入れられて、思わず吐息が漏れてしまった。

 どうしていつもこうなっちゃうんだろう。

 この人に屈したくはないのに。

 ベッドに押し倒され、キスされながら下着を脱がされる。

 抵抗はできない。

「んん……あ……」

 耳朶をカプっと噛まれ、感じたくはないのに身体が反応している。

 こんな自分が恥ずかしく、悔しい。

「身体は素直だな。··?」

 私を上から見下し、そう言って彼は笑う。

「そんなことない!」

 悔しくて言い返したが、彼が私の身体に触れる度に自分じゃなくなっていく。

 あぁ。こんなことならあの日、出かけなきゃ良かった。

 そうしたらこの人と出逢うこともなく、こんな契約も結ばなくて良かったのに――。

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