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第8話

Auteur: 閑雲
「陽咲、お母さんも小言は言いたくないけれど。家族の食事会に、夫を一人で来させるなんて聞いたことがないわ。外聞が悪いと思わないの?」

聡子の言葉に、陽咲は箸を動かす手を止めた。聡子が何を企んでいるのかと内心で警戒した。

悠里がすかさず同調し、箸を置く。「そうよ、お姉さん。仕事が家族団らんより大切だなんてこと、あるわけないじゃない。

怜央さんが心が広くて、お姉さんを責めないからよかったものの。世間に知られたら、望月家はしつけがなってないって笑われちゃうわ。

でもね、お姉さん。怜央さんだって立派な大人なんだから、分別くらいあるわ。いつまでも彼を監視するのはやめたら?」

陽咲は冷ややかな目で彼女を見つめた。

そもそも陽咲が外で働くことを選んだのは、男にすがるだけの女だと思われたくなかったためである。

それが悠里の目には、怜央を監視するための口実に映っているらしい。

あまりに滑稽で笑いが込み上げてくる。

陽咲は意図的に先ほどの話題を蒸し返し、呆れたように口を開いた。

「お母さん。先ほども申し上げましたが、私はあなたにブロックされていたため連絡ができなかったのです。それに、私に
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