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第730話

Auteur: リンフェイ
唯花は意外そうに聞きながら、後ろにいる悟と隼翔を見て、また口を開いた。「九条さんと一緒に接待する顧客って、東さんだったの?」

「そうだよ」

理仁は振り向いて二人の親友に無言で合図をした。二人はそれを見て、一緒に近づいてきた。

「九条さん、どうも」

唯花は立ち上がり、微笑んで悟に挨拶して、また隣の隼翔にも声をかけた。

明凛も一緒に立ち上がった。

簡単な挨拶が終わると、唯花は気軽に提案した。「よかったら、一緒に食べますか」

「もちろん、いいよ」

理仁はすぐ返事をした。

悟は明凛を見つめ、笑いながら言った。「牧野さんは大丈夫ですか」

明凛はこの二人は肝心の顧客である隼翔の意思を無視しているんじゃないかと思って、隼翔のほうへ視線を向けた。「東さんがよければ、ご一緒しましょうか」

東社長こそ主役なのに、この二人は彼を蚊帳の外に置いてどうするのだ。

隼翔の方がすごし憂鬱になった。彼は別にお邪魔虫になるためにここへ来たのではないのだ!

二人の親友にはもうパートナーがいるのに、彼を食事に誘う必要があるのか。

彼は何も食べなくても、こいつらを見るだけでお腹いっぱいになれる。

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