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第1000話

مؤلف: 歓乃
そう言い残し、茂は迷いなく背を向けた。

ベッドに横たわった彰菜は、笑っていたかと思えば、いつしか泣いていた。「離婚しないなら、それでいい……」

だが、療養施設を出た茂の離婚への決意は、むしろ以前より強くなっていた。

いずれ自分はB市を離れる。別居が長く続き、夫婦としての実態が失われていけば、離婚に向けて取れる手段も増えるだろう。

どれだけ時間がかかっても、いつか必ず終わらせる。

70歳になろうが80歳になろうが、離婚する。

もう夫として彰菜を背負い続けたくなかった。あまりにも疲れたし、そして、あまりにも苦しかったのだ。

……

療養施設で彰菜に何が起きても、利明と海斗の耳には入るようになっていた。利明は施設に人を置いて様子を見てもらっており、海斗にも施設内から情報が入る。

海斗が知れば、当然、凛の耳にも入ったが、それでも誰一人、この件を口にしなかった。

彰菜が療養施設でどれほど苦しみ、どれほど取り乱そうと、もう誰も手を差し伸べようとはしないから、この先、彰菜がそこで過ごしていくことに変わりはない。美雪が刑務所から出られないのと同じように、それぞれが自分のいる場所から抜
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