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第880話

Author: 歓乃
茂は凛の無事を確認すると、瑶子と隆に礼を言って立ち上がった。「じゃあ、俺はこれで」

瑶子も続いて腰を上げる。

「玄関まで送るわ」

断ろうとした茂だったが、その表情を見てやめた。瑶子はどうやら話したいことがあるらしい。

隆はついていかなかった。長年の友人同士、二人で話したいこともあるだろう。

玄関まで来ると、瑶子は足を止め、茂をまっすぐ見た。

「あなたたちの家族のことに、私が口を出す筋合いはないってことはわかってる。どれだけ親しい友人でも、踏み込んじゃいけないことはあるから。でも、海斗は凛さんが大好きだし、日和もあの子を慕ってる。私も隆も凛さんが好き。それに、私は凛さんの未来の姑。だから、このことについて知る権利はあるわよね?」

長年の友人とは思えないほど厳しい口調だった。それでも茂は腹を立てるどころか、むしろ羨ましさを覚えた。瑶子は堂々と「凛の将来の姑」と名乗れる。それはつまり、凛自身に受け入れられているということだ。

自分はいまだに、人前で凛の父親だと名乗ることさえ憚られる。

茂はただ、恥ずかしかった。

「もちろんだ」茂はうなずく。「海斗くんなら、28年前のことも
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Comments (2)
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Rims
本当、道雄さんとばっちり
goodnovel comment avatar
BBA
竹内家最高ですね! 海斗も優しいし最高の夫になるでしょうね〜
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