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1 愛が降り注ぐ夜

作者: けいこ
last update 最終更新日: 2026-01-16 14:57:52

瑞のマンションに車を止めて、エレベーターに乗り込む。

「お腹空いただろ?」

「あっ……う、うん。そうだね」

今の私に「空腹」という概念は無かった。

エレベーターで上がる2人だけの空間にドキドキが止まらない。

「ピザにしないか? 昔、よくピザを食べに行ったよな?」

確かにそうだ。

以前は、地元鎌倉の美味しいピザ屋さんによく行ってた。

「そ、そうだったよね。ピザ、好きだもんね。瑞と一緒にピザを食べるの久しぶりだね」

「本当だな。俺は、ピザ自体食べるのが久しぶりだ」

「そうなの? あんなに好きだったのに?」

「好きだけど……1人でわざわざピザは食べない」

エレベーターが到着し、瑞は鍵を出して部屋のドアを開けた。

「入って」

「あ、うん。お邪魔します」

リビングに足を踏み入れた瞬間、「うわぁ~」と声が出そうになった。

私が憧れてたマンションの部屋は、頭に描いていた理想通りのとても広くて快適そうな空間だった。

家具もアンティーク調ですごく素敵で、センスの良さが際立っている。

あまりに整理整頓された室内を見ると、ここは本当に一人暮らしの男性の部屋なのか
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