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第365話

Author: 小円満
紗奈が先生に頼んで監視カメラの映像を出してもらうと、その画面を見た瞬間、私は思わず眉をひそめた。

今日は沙耶香の誕生日だ。昨日、私はわざわざケーキを焼いて、幼稚園に持って行かせた。

子どもたちはみんな楽しみにしていたのに、沙耶香がケーキを配っている最中、心菜が突然駆け寄ってきて、ケーキを丸ごと沙耶香の顔に叩きつけたのだ。

沙耶香だって、きっと相当腹が立ったのだろう。普段おとなしい子だって、限界を超えれば反発する。

そのまま、心菜を地面に突き飛ばしてしまった。

私は真剣な顔で心菜を見つめて言った。「謝らないの?自分のしたこと、正しいと思う?たとえパパが来ても、この映像を見てあなたの味方にはならないと思うわ」

すると心菜はぷいっと顔をそむけ、顎を高く上げた。「謝らない!ママが言ってたもん。うちのパパはこの幼稚園にたくさんお金とおもちゃを寄付してるんだって。なんで私が謝らなきゃいけないの?」

その言葉に、胸がすっと冷えた。

優子の教育で、心菜はどんどん歪んでいっている。

顔を上げると、ちょうど優子の嘲るような視線とぶつかった。

彼女は腕を組み、冷笑しながら、わざと心菜に聞
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