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第 172 話

مؤلف: 一笠
飛行機が着陸した時、夜の帳が降りていた。

空港を出ると、心地よい夜風が吹きつけてきた。爽やかで、乾燥していない。

凛は車に乗り込むと、わざと窓を半分ほど下げ、車内に吹き込んでくる風を感じていた。

北都では寒くなると、あまり窓を開けることがなかったので、息が詰まりそうだった。

今、心ゆくまで風を楽しむことができ、彼女は全身がすっと軽くなったような気がして、風に向かって目を細めた。

「道理で黒木先生が、南で冬を越すよう勧めてくれたわけですね。飛行機を降りた途端、確かに感じが違う気がします」

「今夜は戻ってゆっくり休め。明日は俺が君を連れて散策に出かけよう」

聖天は携帯を見ながら、付け加えた。「明日
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