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第8話

Penulis: 水城悠々
遥はなおも延々と送り続けてきた。

【和真、初めてパパになるから緊張しっぱなしなの】

【親子ってやっぱり通じ合ってるのね。パパが来た途端、この子もおとなしくなったの!】

……

けれど私は、もう一つとして頭に入ってこなかった。

心臓が、ぎゅうっと締めつけられるように苦しくなって、息が詰まった。

テレビの中では、年越し特番の司会者が高揚した声でカウントダウンをしていた。

10、9、8、7……3、2、1。

新年の鐘が鳴り響き、窓の外では一斉に花火が打ち上がった。

その瞬間、私は激しく床に倒れ込み、体を丸めた。

心臓が鈍い刃物で抉られたように痛み、激しい苦痛が胸の奥からせり上がってきた。

ちょうどそのとき、厨房から果物の盛り合わせを運んで出てきた執事が、青ざめた顔で私のもとへ駆け寄った。

「奥様、奥様!」

何度もそう呼んでいたけれど、私はもう声を出せなかった。

執事は真っ青な顔で和真に電話をかけた。

けれど返ってきたのは、電源が入っていないという無機質なアナウンスだけだった。

まもなく救急車が到着し、私は病院へ運ばれた。

意識が朦朧とする中、和真の姿が見えた気が
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