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第 35 話

Autor: 江上開花
静樹には画面の文字など一文字も入ってこない。ふと、隣から服がすれる音が聞こえ、何気なく視線を向ける。次の瞬間、彼の視線はくぎ付けになる。

亜夕美はそっと裾をまくり上げ、腰のあたりに薬を塗っている。そこにははっきりと分かる青紫色の指の跡がある。おそらく先ほど、将臣がつけたものだろう。

まるで陶器のような肌にその痕はあまりにも生々しく、凌辱されたかのような痛々しさを物語っている。

彼女の華奢な指先には、乳白色の軟膏がついている。傷が背中側にあるため、息をわずかに詰まらせ、細い腰をねじりながら、懸命に傷口に薬を塗ろうとしていた。

しかし、自分では見えない位置に傷があるため、指先は一度も傷を捉えられな
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Comentarios (1)
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千恵
笑 これからどうなるのかな〜
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