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第129話

作者: みそ煮
last update publish date: 2026-05-01 13:22:54

「結婚式……?」

香織は招待状に書かれていた文字を思わず二度見した。

(日菜乃と亮太が結婚式を開くですって……?まだ再婚してから日も浅いというのに……)

再婚で、しかも略奪婚で結婚式をする夫婦なんてそうそういない。香織は招待状を握りつぶしそうになった。

「略奪婚の分際で結婚式とは……それも前妻の香織さんを招待するなんて……」

有真も怒りからか、声を震わせている。

「ええ、そうですね……私を馬鹿にしているとしか思えません」

おそらく日菜乃の入れ知恵だろう。女性として、愛する人と一生に一度の結婚式を挙げて思い出作りをしたいという気持ちは理解できなくもない。しかし、前妻の香織を式に招待するというのはどう考えても異常だ。

有真と忠嗣ですら、再婚だったため結婚式は行っていない。

(勝手にやっておけばいいものを……)

何故わざわざ自分を招待したのか。言われなくてもわかる。この機会に香織に一泡吹かせてやろうという魂胆だろう。

その手には乗らない。横から招待状を眺めていた有真が呆れたように言った。

「ずいぶんとお高いホテルでやるんですねぇ、良いご身分なことで」

「そうですね……私のときはもっとこじん
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