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第19話

Author: すずめ
智哉は、雷に打たれたような衝撃を受けた。その場から動けず、氷水を頭から浴びせられたかのように、全身震え出す。

目がステージの上の梓に釘付けになった。純白のドレスを身にまとい、笑みを浮かべながら、自分ではない他の男の隣に立っている。

そして、佳乃も最前列に座り、そんな梓を見守っていた。まるで最高に美しい瞬間に立ち会っているかのようだ。

このすべての状況が、残酷なまでに告げている。

これが梓の結婚式だと。

智哉の頭の中が真っ白になり、耳鳴りがした。世界が音を立てて崩れ去っていく。

牧師の声が響き、智哉ははっと正気に返った。

「梓さん、あなたは駿さんを夫として迎え、これから先、富めるときも貧しきときも、健やかなるときも病めるときも、彼を愛し、敬い、支え合いながら、生涯をともにすることを誓いますか?」

梓が静かに視線を上げ、駿の方を見る。口元に柔らかな笑みを浮かべ、口を開きかけたその時、智哉が狂ったようにステージへと駆け上がった。「やめろ!そんなのはだめだ!」

会場が騒然となり、誰もが智哉に視線を向ける。佳乃は目を剥き、智哉の腕を掴んで怒りを露わにした。「智哉!一体何を考えて
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