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彼の熱
彼の熱
Author: Déesse

第1章:壊れた評決

Author: Déesse
last update publish date: 2026-07-23 05:29:51

テオ

---

法廷は息を潜めている。俺は、もう呼吸をしていない。

大法廷は満員で、息苦しく、窒息しそうだ。木のベンチに押し込められた身体、短い息、祈りのような囁き声。しかし俺に聞こえるのは、こめかみに響く自分の心臓の鼓動だけだ。加速し、打ち鳴らし、胸を張り裂かんばかりに脅かす、鈍い太鼓。俺の両手は証言台の木枠を握りしめ、あまりに強く握るので指の関節は白くなり、爪は痛みも感じずに手のひらに食い込んでいる。俺の前で、父の姿はまっすぐに立っている。あまりにもまっすぐに。周りの全てが崩れ落ち、足元の地面が崩れ去り、五十二年間築き上げてきた世界が塵と化しても、屈することを拒んでいるかのように。

ジャック・デルマ。俺の父。三十年間、非の打ちどころのない財務管理職。忠実な夫。愛情深い父。そして今日、被告。

裁判長は、叫び出したくなるような、証言台を飛び越えてその忌々しい書類を奪い取りたくなるような遅さで書類をめくる。ページがめくられるたびに断頭台の刃が近づき、一秒一秒が拷問の永遠。隣に座る母は、俺の前腕をあまりに強く握りしめ、その爪は俺の肉に食い込み、皮膚に赤い三日月を描く。何も感じない。妹のイザベル、十九歳は、俺たちの後ろで無言で泣いている。彼女のくぐもった嗚咽が聞こえる。スカーフに隠そうとし、俺たちの苦しみに加えないように喉の奥で抑えつけようとしている嗚咽。彼女の肩が断続的にベンチを揺らす。

ネオンの生々しい光が、俺の額の汗を輝かせ、目に流れ込む。汚く、熱い汗を、拭う勇気もない。俺は肉体と苦悩の彫像のように、凍りついたままだ。

横領。背任。犯罪組織への関与。巨大で、怪物のような言葉。父の名前と同じ文の中で決して発せられるべきではない言葉。俺が知ってきたこと、経験してきたこと、愛してきたことの何一つにも当てはまらない言葉。父は、海外に逃亡した同僚たちに嵌められた。後に残したのは、財務上の死体、空になった口座、改竄された決算書、破綻した会社。父は残った。正義を信じた。誠実に、協力し、帳簿を開き、全ての質問に答えれば、守られると思ったのだ。

甘かった。俺たちは皆、甘かったのだ。

検察官、冷たい目をした痩せた女が、論告を終える。彼女の声は空気を切り裂くナイフだ。父の評判を切り刻み、彼を数字と疑惑の総体に貶める。彼女は責任について、裏切られた信頼について、見せしめの必要性について語る。俺はほとんど聞いていない。俺は父を見ている。父はわずかに俺の方に頭を向け、視線が一瞬交差する。嵐の中の稲妻。父は微笑もうとする。俺を安心させるために、全てうまくいくと、これは単なる形式的な手続きだと伝えるために。自分が堕ちることを知っていて、すでにその転落を受け入れ、息子に自分の恐怖を見せまいとするだけの男の微笑み。

それから裁判長が口を開く。彼の声は重く、厳かで、高いガラス天井の下に弔鐘のように響き渡る。

未決勾留が請求される。裁判を待つ間。真実を待つ間、もしそれがまだどこかに存在するのなら。

母が嗚咽を漏らす。その存在の奥底から来る、かすれた、引き裂くような音。イザベルが小さな叫び声をあげ、すぐにそれを押し殺す。まるで自分の苦しみを恥じているかのように。俺は凍りついたままだ。まるで、俺の人生が一変し、固いと信じていたもの全てが砂だと判明したまさにその瞬間に、時間が止まってしまったかのように。

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