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第九話 闇を裂く鏑矢

Penulis: 影山御影
last update Tanggal publikasi: 2026-07-20 16:14:32
「――敵襲ッ!! 太子殿下をお守りせよ!!」

​ 渓谷に響き渡った悲鳴と同時に、夜闇の奥から無数の黒い矢が牙を剥いた。それと同時に、草むらから黒装束の集団が抜刀して躍り出てくる。狙いはただ一人、白馬の上の太子・劉 瑛良(エイラ)だ。

「防陣を組め! 太子殿下の前に出ろ!」

 白鑾衛(はくらんえい)の趙 延峰(チャオ・エンフォン)隊長が怒号を上げるが、乱入してきた刺客の剣部隊に応戦するため、近衛たちの防壁はどうしても左右に分散せざるを得なかった。

​ その隙を突くように、二の矢、三の矢の豪雨が太子の無防備な頭上へと降り注ぐ。近衛たちが一瞬の動揺に身をすくませる中、警護陣 of 末席にいた『高 漣(ガオ・レン)』

 ――朱璃(しゅり)の身体は、思考よりも先に動いていた。

​ 地を蹴り、弾かれた弾丸のように太子の前へと割り込む。

 ザシュッ、ギィンッ! と、夜闇の中で火花が散った。朱璃は腰の刀を極限の速さで引き抜き、衣服をかすめるほどの精密さで、太子へと殺到する矢を次々と叩き落としていく。

​ だが、敵の狙いは矢だけではなかった。

​(――後ろ!?)

影山御影

ここまでお読みいただきありがとうございます! 高見習いと瑛凱殿下、趙隊長の活躍いかがでしたか? とても緊張感がありますが次回どうなってしまうんでしょうね… お楽しみに! 感想やいいねなどしてくださるととても嬉しいです!

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