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第51話

Author: みそ煮
last update publish date: 2026-06-14 23:07:46

由利と涼介は、二人きりで会場の外に出た。パーティーが始まってからかなりの時間が流れており、外は既に暗くなっていた。

真っ暗な空には星が輝いており、冷たい夜風が辺りを吹き抜けた。もうだいぶ暑くなったと思っていたが、まだまだ季節は春だ。夜になれば当然、肌寒くなる。

涼介は羽織っていたコートを脱ぎ、由利の肩にそっとかけた。

「由利、寒くはないか?」

「涼介兄さん……ありがとう」

かなりサイズの大きい彼のコートは、由利の体をすっぽりと覆った。由利は小柄ではなかったが、涼介は一般男性と比べてもかなり背が高い方だ。

涼介との体格差を感じた彼女は、僅かに頬を染めた。

(兄さんって、こんなにも体が大きくなっていたのね……あのときはちょっとしか変わらなかったのに……)

昔の彼は同年代と比べて背が低い方だったが、今は百八十センチを優に超える高身長だった。

「父さんと母さんには挨拶を済ませたのか?」

「ええ、二人とも全く変わっていないようで……安心したわ」

「両親が君に迷惑をかけていないか?」

涼介の問いに、由利は慌てて首を横に振った。

「そんなことは無いわ!私はお義母さんとお義父さんがとっても好きよ!」
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  • 愛人の死に耐えられなかった夫、お前が死ねばよかったのにと言い残し自死ー妻は回帰したー   第2話

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