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第7話

Author: パクチー好きの静香
壮介は疲れたようにこめかみを押さえ、珍しく声に力がなかった。

「どこにいるのか、分からないんだ……」

言い終えた瞬間、ある人物が頭に浮かんだ。

迷わず車の鍵を掴み、急いで外へ出た。

アクセルを踏んで本家へ向かった。

「お母さん!お母さん、出てきてください!」

文江がゆっくりと出てきて、お茶を一口飲んでから、のんびりと言った。

「何の騒ぎ?」

壮介は単刀直入に切り出した。

「凛を逃がしたのはお母さんですか?」

「そうよ。それが何か?」

壮介は焦りをあらわにした。

「彼女はどこに行きましたか?」

文江は首を振った。

「教えるつもりはない」

「彼女は俺の妻です。なんの権限があって!」

「もう妻じゃない。離婚届を出しておいたから」

壮介の頭の中が一瞬真っ白になり、その場にへたり込んだ。

続いて胸の底から、激しい怒りが込み上げた。

ずっと敬ってきた母親に向かって、初めて怒鳴り声を上げた。

「ひどすぎる!俺の結婚のことなのに、妻のことなのに、なんてことをするんですか――」

「なんてこと?」文江は真っ直ぐに睨み返した。

「これを見なさい!」

文江が見せた
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