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第253話

作者: 清水雪代
レストランで食事が半ばまで進んだ頃、祥衣のスマホが執拗に鳴り続けた。

祥衣がうんざりしながら画面を開くと、案の定、翔太郎からだった。ブロックしたはずなのに、ご丁寧に別の番号から大量のメッセージを送りつけてきている。

彼女はもはや怒りを通り越して乾いた笑いを漏らし、そのメッセージ画面を二人の親友に向けた。

画面を覗き込んだ智美は、その男の厚顔無恥さに心底呆れ返った。

なんと翔太郎は、以前同棲していた期間の家賃を折半で支払えと要求してきたのだ。あろうことか、外食費、生活用品代、果てはコンドーム代まで――

しかも、そのすべてが小数点以下まで几帳面に計算されている。

智美は憤慨して言った。「確か祥衣先輩、あいつに高級なプレゼント、山ほどあげたよね!?なんであいつはそれを返さないの!」

智美は、祥衣が翔太郎に高級時計やブランド物のネクタイ、革靴、服など、数え切れないほどの貢ぎ物――もとい、プレゼントを贈っていたことを知っている。

美羽も氷のように冷たい声で言い放った。「あっちが請求書を送ってきたなら、こっちも送り返してやればいいじゃない。図々しいにも程があるわ。タダでヤらせてもら
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