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第501話

Autor: 清水雪代
菊江は、アシスタントに付き添われてプライベートジェットのタラップを降りた。

「前々から、悠人には千夏とちゃんと向き合いなさいって言ったのに、あの子ときたら聞き入れやしない。自分で相手を見つけるなんて我を張っているうちに、千夏は結婚して子供まで産んで……ああ、せっかくの良い縁を無駄にしちゃって」

菊江は歩きながら、溜息混じりに愚痴をこぼす。

「誰かを紹介したいなんて言ってるけど、一体どんな娘かしら。私は審美眼だけは確かよ、そこらへんの小娘じゃ承知しないわ。悠人と釣り合わないようなら、絶対に認めないんだから!」

隣で支えていたアシスタントが、宥めるように口を開いた。「奥様から伺いましたが、悠人様の彼女さんはとても気立てがよくて、優しい方だそうですよ」

「ふん、今どきの若い娘なんて、資産家に嫁ぐためならいくらでも猫をかぶるわ。うちの嫁はおめでたすぎるわ」

車に乗り込むと、菊江は行き先を告げた。「まずはデパートへ向かって。服を何着か新調するわ」

デパートに着くと、菊江は店内を鋭い目つきで一巡し、最高級の洋服とブランドバッグを迷わず選んだ。

普段は「オールドマネー」らしい、控えめ
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