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第23話 格子窓の向こうのものに

last update Date de publication: 2025-10-22 16:24:05

……人はなぜ、希望と絶望をもって生きるのか?それらの根源はどこにあるのか?

きっと、それらは同じところから生まれているのよ。──人が人として生きていることから生まれるものなの。

人は生きていれば望みを持ち、時に期待は裏切られ、失意に陥る。

それでも生きている限り、人は希望を捨てきれない。生きる望みだから。

光と影よ。希望を持てば、影には絶望が潜んでいる。

失望と諦念を繰り返し、人は何かを得たり失ったりしても、生きることが性根にあるから再び立ち上がり歩み出す。

生きていれば、失ったものを繰り返し思い出して胸を痛めはする。けれど、得たものを繰り返し反芻して味わい心を癒すもの。

そうやって生きてゆき、最期に、「悪くはない人生だった」と思えるように足掻くのよ。その最期は、生きることを頑張った人間への最後のご褒美なの。

誰だって、悔やみながら命を終えたくはないから、だから自分の人生を生きるのよ──。

私は、孤独な王宮での生活で、そう自分に言い聞かせて励ましていた。

グルーからの愛情を信じているから。

──そして、私が王宮に滞在……軟禁されている間にも、グルーは国王陛下に「我が妻の返還を」と嘆願
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  • 祈りは斬鬼の果てに実を結ぶ   第16話 隠し子疑惑、そして子どもは

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