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第44話

作者: 風羽
京介は一本の煙草を吸い終えると、VIP病室に足を踏み入れた。

ちょうどその時、仁がその場で診察していた。

京介がやって来るのを見て、仁は穏やかに笑いながら声をかけた。「京介も来てくれたか。治療プランは大体まとまっていて、あとは手術日を決めるだけだよ」

おばあさんの体調がまだ優れないため、もう少し養生が必要とされ、仁は最終的に手術日を半月後に設定した。

舞は安心した。

仁はこの後旧友との約束があり、京介が自ら駐車場まで送った。

道中、仁は舞を大いに褒め称え、別れ際には京介の肩を軽く叩いて念を押した。「あの子を大切にしろよ。いい娘だって分かる。今逃したら、二度と出会えないぞ」

京介は薄く笑い、仁のために車のドアを開けた。「玉置さん、ご安心を」

仁は微笑みながら車に乗り込んだ。

しばらくして、ピカピカの車がゆっくりと走り出し、京介の横を通り過ぎた。

京介はしばらくその場に佇んでから病室へ戻ると、舞はおばあさんと話していた。京介が戻ってきたのを見て、彼女は静かに微笑んだ。「おばあちゃんがこの手術を受けられるのは、あなたのおかげよ」

京介は彼女の隣に座り、肩を軽く抱いて言っ
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