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Author: 槇瀬光琉
last update publish date: 2026-04-28 19:50:47

「どうして? …あの人は?」

俺はボケッとしながら拓ちゃんを見る。拓ちゃんは、

「中でゆっくり話さないか?」

冷静に聞いてくる。俺は小さく頷いた。

「何か飲む?」

リビングのソファに座った拓ちゃんに聞いてみる。

「いいからこっちに来いよ。全部お前に話すから」

拓ちゃんが言うから俺は大人しくそれに従った。

拓ちゃんは俺の手を掴むと自分の隣に座らせた。

「あ…あの女の人は…よかったの?」

今更だけど…つい聞いてしまう。

「あぁ、いいんだ。俺の姉貴だから」

拓ちゃんのお姉さん…

「えぇ? お姉さんいたの?」

つい驚いてしまう。

「あぁ、上に姉貴が二人と兄貴が一人な」

拓ちゃんがそう説明をしてくれる。

そうなんだ…

暫くの沈黙…

「GoldWolfの事は苗代に聞いたのか?」

静かに拓ちゃんが聞いてくる。

「翔ちゃんもだけど…チームの人に拓真が戻るように頼んでくれって…それで初めて知った」

俺は床を見て答える。

「そうか、あいつらお前の所までいったのか…」

拓ちゃんの呆れたような声。

「戻らないの?」

聞いてみる。

「あぁ、戻らない。戻る気はない」

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  • 蒼い華が咲く   119

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