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第11話(35)

Author: 北川とも
last update publish date: 2026-01-06 17:00:19

 逞しい欲望を再び内奥に受け入れながら、和彦は細い声で鳴く。三田村に見下ろされながら、反り返らせた欲望から精を迸らせていた。この瞬間、内奥はきつく締まり、三田村が唇を引き結ぶ。

 和彦は濡れたシーツの上でしどけなく身悶えながら、三田村に向けて片手を伸ばす。意図を察した三田村に抱き締められると、ほっと吐息を洩らした和彦は、すがりつくように両腕を背に回した。

 内奥が蠕動し、多淫な襞と粘膜が、大事な〈オトコ〉を愛し始める。和彦の率直な気持ちの表れだ。

「はっ……、あっ、いっ……、い、ぃ――。気持ちいい、三田村」

 奥深くに到達した三田村のものが、感触を堪能するようにゆっくりと何度も突き上げてくれる。湧き上がる快感に和彦は陶酔し、悦びを言葉にする。

「……奥、好きなんだ。あんたに、そんなふうにされると、ゾクゾクする」

「ああ、よくわかる。先生の体は素直だから、俺みたいな不器用な男でも、先生を感じさせてやれる。それが俺は、嬉しい」

 虎
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