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第11話(35)

작가: 北川とも
last update 게시일: 2026-01-06 17:00:19

 逞しい欲望を再び内奥に受け入れながら、和彦は細い声で鳴く。三田村に見下ろされながら、反り返らせた欲望から精を迸らせていた。この瞬間、内奥はきつく締まり、三田村が唇を引き結ぶ。

 和彦は濡れたシーツの上でしどけなく身悶えながら、三田村に向けて片手を伸ばす。意図を察した三田村に抱き締められると、ほっと吐息を洩らした和彦は、すがりつくように両腕を背に回した。

 内奥が蠕動し、多淫な襞と粘膜が、大事な〈オトコ〉を愛し始める。和彦の率直な気持ちの表れだ。

「はっ……、あっ、いっ……、い、ぃ――。気持ちいい、三田村」

 奥深くに到達した三田村のものが、感触を堪能するようにゆっくりと何度も突き上げてくれる。湧き上がる快感に和彦は陶酔し、悦びを言葉にする。

「……奥、好きなんだ。あんたに、そんなふうにされると、ゾクゾクする」

「ああ、よくわかる。先生の体は素直だから、俺みたいな不器用な男でも、先生を感じさせてやれる。それが俺は、嬉しい」

 虎
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    **** 袖を通した長襦袢の前を合わせると、すかさず背後から回された手が衿端を持ち、たるみを調整してくれる。「さすがに、千尋が高校生のときにあつらえたものだから、先生には少し寸足らずか。が、思っていたより不恰好じゃない」 ぴったりと背後に立っている賢吾の言葉に、耳元をくすぐられる。和彦は反射的に首をすくめ、その拍子に、姿見に映る自分と目が合った。 先月足を運んだ呉服屋でも体験したが、着物を身につける自分の姿を鏡で見るというのは、なんとも照れくさくて、気恥ずかしい。 そんな和彦を、賢吾が妙にまじめな顔で見つめていた。こちらはすでに端然とした着物姿で、さきほどから熱心に着付けを指導してくれている。だから和彦も、逃げ出したい気持ちを堪えられた。 クリニックからの帰りに呼びつけられて本宅に寄り、一緒に夕食をとったあと、和室に連れ込まれた。そのときにはすでに、着付けの練習用の着物が一揃い用意されており、ようやく和彦は、自分が本宅に呼ばれた理由を理解したのだ。「今日は長襦袢の下はTシャツだが、外出するときは、きちんと肌襦袢を身につけるんだ。それに、裾よけも。いかにも品のいい先生が、きちんと着物を着こなしていたら、今以上に色男っぷりが上がるぞ」 そんなことを言いながら、賢吾は腰紐を差し出してくる。受け取った和彦は、いつも賢吾がしているように結んでみる。「上手いもんだ、先生」「……紐を結ぶぐらい、初心者のぼくでもできる」「俺は、褒めて伸ばす男なんだ」 和彦が顔をしかめるのとは対照的に、賢吾はニヤニヤと笑いながら、今度は長着を肩にかけてきた。袖に手を通すと、賢吾が肩をてのひらで撫でたあと、袖先を軽く引っ張り、たるみが出ないよう整えてくれる。 長襦袢の衿に重ねるように、長着の衿を合わせる。すかさず賢吾が身幅の余りを丁寧に始末して、不恰好にならないよう上前で隠す方法を説明してくれた。「なんだか、複雑だ。あんたはいつも簡単に着付けているから、そういうものなのかと思っていた」 思わず和彦がぼやくと、前触れもなく賢吾の手が、上前の下

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  • 血と束縛と   第13話(12)

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    last update최신 업데이트 : 2026-03-29
  • 血と束縛と   第13話(38)

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