Beranda / BL / 血と束縛と / 第13話(11)

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第13話(11)

Penulis: 北川とも
last update Tanggal publikasi: 2026-01-16 20:00:42

「――俺との約束を忘れたのかと思ったぞ」

 春巻を一口食べて、味に納得したように頷いてから、唐突に澤村が切り出す。和彦は苦笑を洩らしながら、酢豚を堪能する。値段が手頃なランチメニューなのだが、値段以上の価値がある味だ。

 先日、中嶋に連れてきてもらってディナーを食べた中華料理店に、ぜひもう一度訪れたいと思っていたところだったので、澤村とランチを一緒に、という約束を果たすには、うってつけの店だろう。

 店はホテル内にあるため、常にさまざまな人が行き交っている。そのため、護衛をホテルの駐車場に待機させておいても目立たない。和彦の予定としては、食事後、澤村と別れてからは、ホテル内で買い物をするつもりだった。

「仕事で忙しかったんだ。それに、友人の相談に乗ったりしていた」

「ほお、友人……。新しい職場でできたのか」

「……まあな」

 テーブルを挟んで、和彦と澤村の間に微妙な空気が流れる。情報を
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