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第17話(27)

Author: 北川とも
last update Petsa ng paglalathala: 2026-02-26 08:00:58

 思案するように声を洩らした守光が、和彦の傍らに歩み寄ってきたかと思うと、なんの前触れもなくあごを掬い上げた。

「……確かに、少し顔色が悪い。やはり、賢吾や千尋と一緒に過ごすほうがよかったようだ」

「いえっ、そんなことはありません。お忙しい立場なのに、気にかけていただいて感謝しています」

「次に会うときは、もっと打ち解けてくれ」

 守光の指がさりげなくあごの下をくすぐる。極度の緊張を強いられた和彦が動けないでいる間に、守光は座敷を出て、廊下にいる南郷に話しかけた。二人の会話が和彦の耳に届く。

「――南郷、先生をマンションまで送ってくれ。賢吾には、先生の安全については責任を持つと言い切ったからな。総和会の第二遊撃隊の隊長が送り届けたなら、あいつも文句は言わんだろ」

「俺の運転でいいんですか?」

「お前の車を襲おうなんてバカ者は、まずおらん。……体を張って先生を守れ」

 了解、と低い声が答える。和彦がおそるおそる開いた襖のほうを見ると、ちょうど南郷が
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