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第4話(5)

Author: 北川とも
last update publish date: 2025-11-03 08:00:47

「実家に戻ってから、お前、子供っぽくなったんじゃないか」

「だったら、俺が本気出しても、先生平気?」

 前触れもなく立ち上がった千尋に、いきなり腕を掴まれて壁に体を押し付けられる。目の前に迫ってきたのは、しなやかな体躯を持った若々しい肉食獣だ。さきほどまで、あざといほど子供っぽさを前面に出していたくせに、今はもう、したたかな笑みを浮かべて舌なめずりしていた。

 発情している顔だと、和彦は思った。

 千尋は、まだ湿りを帯びた和彦の肌に触れてくる。バスローブの紐を結んでいないため、何もかも千尋の前に晒したままなのだ。しずくが伝う首筋をゆっくりと舐め上げながら千尋が言う。

「俺が家に戻った理由を、甘くみないでよ。いつでもこうして大きな顔して、先生に会うためだよ」

 和彦が息を呑むと、千尋がそっと唇を吸ってくる。片手で濡れた内腿を撫で上げられ、指先でくすぐられ、和彦は小さく抗議の声を上げた。

「プリンを食べさせてくれるんじゃないのか」

「プリンより先に、俺が先生を食べるってのは、どう?」

 こういう
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