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第451話

Author: 桜夏
電話は切られ、蓮司は拳を握りしめ、再び深呼吸をした。

外には出られない。計画は失敗した。

やはり爺さんのほうが一枚上手だった。こちらの下手な芝居など、完全に見抜かれている。

あれほどもっともらしい理由を並べても断られたのだ。まさか、「柚木聡を殴りに行くためだ」などと言えるはずもない。

そんなことを知られれば、爺さんの監視はますます厳しくなるだろう。

ベッドの端に腰を下ろした蓮司は、魂が抜けたような顔で、再び聡とのトーク画面を開き、今日送られてきた二枚の写真を食い入るように見つめた。

手抜きなどではなく、心のこもった豪華な料理だ。透子が手間暇をかけて、丹精込めて準備したことがひと目で分かる。

だが、そうであればあるほど、蓮司の胸は締め付けられ、同時に仕事のできないあの二人組への憎しみが募った。

あっさりと見つかるばかりか、おかげで自分は十日間も留置場に入れられる羽目になった。本当に使えないやつらだ。金の無駄だった。

もし発見がもう少し遅れていれば、今頃あと三日も我慢する必要はなく、すぐにでも聡のもとへ殴り込みに行けたというのに。

そう考えているうちに、蓮司は眉をひそめた。

この間まで尾行は順調で、透子にも気づかれていなかった。バッグを買ってやったときでさえ、彼女は何も察していなかったのに、なぜ急にバレたんだ?

……いや、違う。透子は知らなかった。だが、聡は知っていたんだ!

なぜ聡が知っている?あのとき、あいつは一緒にいなかったはずだ。

まさか、透子が聡に事情を話し、あいつがブティックの購入情報を調べたのか?

なぜそんなことまで透子は聡に話すんだ。二人の関係は、すでにそこまで親密になっているというのか?

そこまで考えが及ぶと、蓮司は再び歯を食いしばり、背筋を強張らせた。狂おしいほどの嫉妬が、まるで野火のように胸の奥で燃え広がっていく。

聡はブティックを調べたのなら、誰が透子にバッグを買ったのか当然知っている。だから月曜日に、わざとらしく自分に「告げ口はしなかった」と言ってきたのだ。

だが、実際はどうだ?

クソッ、あの野郎、とっくの昔に透子に話していたに違いない!でなければ、透子が会社にあのバッグを持ってこないはずがない。

あの言葉は自分をからかっていただけで、契約を結んだ後には、わざとくだらないカフスを見せびらかして自分を挑発して
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Comments (1)
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123名なし
燈子の話題は、蓮司の耳に入れない様にすれば良いのでは 佐藤さん お爺さん お付の方 蓮司の耳に入れるから 蓮司の感情の起伏が揺れるのでは 異母弟の遥斗の言動監視しないのですか?虎視眈々と狙ってますよ 蓮司も最低な人だけど それでも 遥斗の行動は、常に監視して欲しい 佐藤さん お爺さん達
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