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第460話

Author: 桜夏
だが、今夜の様子を見る限り、透子の心配は少し杞憂に過ぎなかったようだ。

親友が少しばかりちょっかいを出されたことを除けば、まさに圧勝だったと言える。

透子は彼女の愚痴に付き合い、理恵が家に着くまで話し相手になってから、ようやく電話を切った。

家に入った理恵は、それまでの怒りに満ちた表情をすっかりしまい込み、母を適当にあしらってから二階へ上がった。

すると、向かいの部屋から聡がコップを片手に出てきて、尋ねた。

「どうだった?今夜、気に入った男でもいたか?」

理恵は表情を変えずに言い返した。「お兄ちゃん、自分が何に見えるか知ってる?」

聡は怪訝な顔をした。

理恵はにこやかに言った。「まるで、女の子たちに客を斡旋する女将さんみたい」

聡は一瞬言葉を失った。

そして彼は言った。「なんだその言い草は。お前のことを心配して、将来の幸せを考えてやってるんだぞ」

「お前が気に入ったからって、俺がすぐに結婚を許すと思うなよ?俺が直々に品定めして、合格しなきゃダメだからな」

理恵は唇を尖らせ、特に何も答えずにその場を去ろうとしたが、兄が再び尋ねる声が聞こえた。

「今夜、翼もあのク
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