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第136話

مؤلف: 風待 栞
パチリ、と宗一郎が小気味よい音を立てて白石を置き、少し不満げに口をとがらせる。「水琴よ、この老いぼれの目を誤魔化せると思うなよ。前の局も、お前がわざと勝ちを譲ってくれたのはお見通しじゃ」

「宗一郎様には敵いませんよ。負け続きの私を慰めようとしてくださってるんでしょう?」水琴も笑みを浮かべ、黒石を盤に置く。

「お前の性格なんぞ、とうに分かっとる」そう言うと、宗一郎はふと真顔になり、重い溜息をついた。「水琴。……うちのあの馬鹿孫のことは、今後一切相手にせんでいい。わしから見ても腹立たしい男じゃからな」

これほど素晴らしい娘を手放してしまった鷹司家の縁の薄さが、宗一郎には口惜しくてならなかった。

自分から水琴を追い出して離婚したくせに、今になって未練たらしくまとわりつくとは。宗一郎もまだそこまでボケてはいない。先ほどの対局中も、臣が水琴から一瞬たりとも目を離そうとしなかったことには気づいていた。

二人が離婚した時から、いつかあの馬鹿孫が後悔してすがりつく日が来るだろうと予想はしていたのだ。

「はい、宗一郎様」彼の不器用な優しさと心遣いを感じ取り、水琴は深く頷いた。

その後、手早
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