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第11話

Penulis: かぜわら
頭の中がぐちゃぐちゃに掻き乱され、正常な判断力などとうに失われていた。

朔也は感覚の鈍った手で箱を受け取ると、ふらつく足元をどうにか堪えながら、麻痺したようにその蓋を開けた。

目に飛び込んできたのは、無惨な光景だった。

中に詰め込まれていたのは、かつて二人の愛情の証だった数々のペアグッズ――そのすべてが、粉々に叩き割られ、ハサミでズタズタに切り裂かれていたのだ。

ガクッと膝から力が抜け、朔也は箱を取り落としかけ、あわやその場に崩れ落ちそうになった。

「これが、杏からのプレゼントだと……?あり得ない!一体どこの誰がこんな悪趣味な嫌がらせを……! 杏が、俺たちの思い出の品をこんなにするわけがない……!」

そこまで口走ったところで、ふと、ある最悪の可能性が脳裏を過る。

まさか……栞奈との関係が、全部あいつにバレていたとでもいうのか?

青ざめたまま硬直している朔也を見かねて、秘書がさらに言葉を重ねた。

「社長、杏様からの『二つ目のサプライズ』は、上の披露宴会場に用意されております。すぐにご案内いたします」

「……行かない」

朔也は激しく顔を歪め、後ずさった。

杏の用意し
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