บททั้งหมดของ 神殿育ちの嫌われΩは、隣国の伯爵αに蕩ける愛を刻まれる: บทที่ 191 - บทที่ 200

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第190話 嘲笑する声

    (ぁぁっ、気持ちいい……もっと、欲しいっ)  弾力のある丸い球体は、蕾の中をほどよく刺激して、快感を煽っていく。 「まあ、物欲しそうに咥えて……下品な穴ですこと」 「仕方ないわ、リコリス。聖樹様は、ガマンのできないメス犬ではありませんか」 「ぁぅ……んんっ、……んぁっ」  侍女たちの嘲笑に、エマはピクンと肩が跳ねる。 (ぁっ……ぼく、……そんな……っ)  嘲りの言葉がエマの羞恥をあおり、蕾はそれに応えるように収縮する。 「ぅぅ……っ」  エマは快楽に喘ぎながらも、涙をにじませる。  それに気付いたリコリスは、長椅子に腰掛けてエマの顔を覗きこみ、細長い指で顎を掴んだ。 「ぁっ……」  上向かされ、エマは涙にぬれた瞳でリコリスを見上げる。  グレーの瞳がエマを見下ろし、冷笑を浮かべた。 「見てごらんなさい、ベラ。聖樹様の、欲にまみれたお顔を」 「あら、本当だわ。静香石を咥えただけで、悦んで腰を振るなんて」  ベラもエマの顔を覗きこみ、笑いながら蔑む。 「リコリス。聖樹様は、盛りの付いたメス犬のようですね」 「ええ。浅ましく媚びを売る姿が、とてもよくお似合いです」  リコリスは侮蔑の言葉を吐きながら、エマに微笑む。  けれどエマには、それを侮辱だと理解する思考は残っていなかった。 (あぁっ……欲しいっ……イきたいっ)  イク寸前まで煽られ、放っておかれた昂ぶりは、あと少し刺激を与えれば絶頂へいける。  だが、催眠効果のある香を焚かれ、自らの手でイクことを禁じられたエマは、懇願するしかなかった。 「んぁ……、はぁっ、ぁ……ぃ、イきたい、です……っ」 「聖樹様。申し上げたでしょう? ご主人様のお許しがなければ、イクことはできません」 「いやっ……そんな、……ぁぁっ」 「リコリス。ここにご主人様はいらっしゃらないのだから、可哀想だわ」
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第191話 見世物の舞台

     侍女たちにイかされたあと、エマは部屋から連れ出された。  股間は己の放った白濁にまみれ、清めることを許されぬまま、法衣だけをまとって、扉の向こうへ出た。 (ぁぁ……どこに、行くの……?)  何度か達したおかげで、躰の疼きと熱が静まり、エマは少しだけ理性が戻っていた。  達した余韻と、催淫香で縛られた躰は、力が入らない。両脇に控えた侍女たちが、エマの手を支えながら誘導する。床には、道しるべのように真紅のカーペットが敷かれ、履き物を許されなかったエマは、裸足でその上を歩く。 「ぁっ……んぁっ」  蕾におさまった静香石が、前触れもなくクルンッと回って、甘い痺れになる。  エマの昂ぶりはゆるゆると勃ち上がり、蜜をこぼし、淫らな滴が太ももを伝って足下へおちる。 「聖樹様。歩みを止めてはいけません」 「ご主人様と、お客様がお待ちです」  両側から、ベラとリコリスがたしなめた。  それぞれエマの手を引いて、無理やり引っ張られる。 「んぁっ、ャァっ……ぁ、……ぁぁんっ」  静香石に蕾を犯され、喘ぎながら、ふらふらとカーペットを歩いていく。  快楽に震えながらも、目の間に広がる光景に、恐れを感じた。 (ぁ……ここは、なに?)  連れて来られた先は、舞台のようだった。天井近くから吊られた照明がまぶしく、半円形の舞台全体を白々と照らし出している。  舞台の縁へ進むと、観客席からヒソヒソと話し声が聞こえた。 「あれが聖樹か? 思っていたより幼い」 「王宮の宴で、姿を見たぞ。間違いない」  どうやら、男性が複数いるようだった。  そこへ、エマのよく知る声が響く。 「皆様、大変お待たせしました」  聞き慣れた低い声に、エマはピクッと肩が跳ねた。 (ぁぁ……あの男だ……っ)  忌まわしい記憶がよみがえり、足が竦む。けれど、侍女たちが強く手を引いたので、逃げることも、立ち止まることもで
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第192話 鳥かごの中

     エマの股間は、自ら放った精にまみれ、卑猥な有様だった。昂ぶりから蜜をこぼし、静香石を咥えた蕾から愛液が垂れる。 「んぁぁっ」 「オスは趣味じゃないが、下の口は楽しめそうだな」 「何を言う。メスに躾けたオスは、格別だぞ」  貴族達の興奮が一気に広がっていく。 「皇族しか味わえぬ聖樹を、この場で楽しめるとはのう」 「レオン殿、味見はできぬのですか?」  上ずった声で尋ねる貴族に、レオナールは苦笑しながら答える。 「アレはまだ契約が残っています。半年後には、競りに出しますので、どうかその時にご検討を」 「あと半年ですか。長いですな」  残念そうに呟くが、別の貴族が口を挟む。 「いやいや。この場に招待頂いただけで、じつに光栄ですぞ」 「まったく。あの貞淑な聖樹が、淫らなメスに成り下がるとは……レオン殿の調教の腕はたしかですな」 「アレはもともと、尻軽なメス犬です。躾など楽なものだ」  レオナールがグラスを傾けて、得意気に答える。 「ご謙遜を」 「他には、どのように躾けたのです?」  好色の眼差しでレオナールとエマを見比べ、舌なめずりをするように問いかける。  レオナールはドレイクに合図し、そこから本格的な見世物が始まった。  その舞台の中央には、大きな鳥かごがあった。赤銅色の鳥かごは貴婦人が好む上品な意匠で、鳥や花を象った装飾が施されている。鳥かごの周りに、催淫香を焚いた香炉が四つおかれ、かごの中には一人用の革張りの椅子があった。  エマはその椅子に腰掛け、鳥かごに囚われていた。  鉄格子の間隔は広く、小さな子どもならすり抜けられるくらいだ。檻の外から、閉じ込められた獲物を嬲るために、そのように作られていた。 「ひゃぁぁんっ、ぁぁんっ!」  革張りの椅子に腰掛けたエマは、肘掛けに両脚を乗せ、淫らな股間を晒していた。法衣は胸まで捲り上げられ、右の手と足、左の
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第193話 短鞭

     躰の疼きを静めるためなら、エマはどんな台詞でも構わなかった。  侮蔑の笑みを浮かべるレオナールに向かって、声を震わせる。 「ぁんっ、……わ、わたしは……ごしゅじんさまの……ぁんっ、ぃ、卑しい、メス犬ですっ」 「ほう?」  レオナールが唇をつり上げ、エマを見下ろす。 「ァァッ……み、みだらな、メス犬で、申し訳ありません……っ」 「ふん。よく分かっているじゃないか」 「は、はぃっ……ごしゅじんさまっ……どうか、メス犬のわたしに……おなさけを……ぁぁっ」 「腰を振りながら頼み事とは。まったく浅ましい犬だ」 「ひぅっ……、ぉ、おゆるし、くださぃ……っ」 「そうだな……今回はお客様に免じて、情けをくれてやる」  レオナールはふんぞり返った態度で、尊大に言い放つ。  そして、鳥かごの横に立つドレイクへ合図した。  何が始まるのかと、貴族たちが好奇の目で見つめる中、ドレイクは道具置きのテーブルから、細長い道具を掴んだ。  そして、エマに向かって、それを見せつける。 「よろこべ、メス犬。レオン様がお前に慈悲を下さったぞ」 (ぁぁ……イかせて、もらえる……?)  エマは疼きに腰を振り、震えながら言葉を紡ぐ。 「ぁんっ……ぁ、……ごしゅじんさまに……かんしゃ、しますっ」 「少しは覚えがよくなったな」  ドレイクは満足そうな声でつぶやく。  そして。 「ッ! ひゃぁぁぁぁっっ!!」  ビクンッと躰が跳ねる。  蕾に埋められた静香石が、三つとも振動を始めた。 「ひゃぁぁんっ! アァァッ! いやぁぁっ!!」  エマは縛られた手足をばたつかせて、かぶりを振って泣き叫ぶ。  何度も達した躰は柔らかくほぐれ、とつぜん暴れだした静香石さえ悦んで受け入れる。 (やだぁっ……ぁぁっ、あたま、おかしくなる……っ!)  連なる静香石は、三つともそれ
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第194話 隠し扉

    「ハハハッ、さすが淫乱だな! 今日は観客もいることだ。しっかりと精を搾り取ってやれ」 「はっ、かしこまりました」  ドレイクは頭を下げ、エマに向き直る。  蛇のような瞳が光り、醜悪な笑みを浮かべる。右手に持った短鞭でエマの昂ぶりを突きながら、残酷な言葉を告げる。 「喜べ、メス犬。レオン様の慈悲を拒んだ貴様には、相応の躾をしてやろう」 「ひっ……ぃゃっ、ゆ、ゆるしてぇ……ッ」 「ちょうど手足を縛っているのだ。今度こそ、貴様の気が狂うまで嬲り尽くしてやる」 「ッ……いやぁぁっ……!」  エマは泣きながら声を上げるが、すかさずリコリスが檻の隙間から香炉をかざす。  その甘い香りを吸い込むと、ふたたび頭がぼんやりと重くなった。 「ぁっ……ぁぁ、ぃゃ……っ」 「このメス犬に、香油を塗れ」  ドレイクの命令に、ベラは速やかに動いた。  テーブルの上には、様々な道具が置かれている。ベラは香油の壺をもち、柄の長い羽根のブラシを手に持つと、うっすらと笑う。  エマは終わりの見えない地獄に、涙を流した。 + + +  ナタリナは、ルシアン率いる部隊と共に、原石取引の会場へ向かった。  極秘任務のため、身なりは商人の装いだが、外套の下には皆剣を下げている。ルシアンの第二隊は、二手に分かれた。  ルシアンと共に行動するのは、四人の騎士だ。そのうち、ジュリアン以外は初対面である。年齢も、二十代から四十代と幅広い。 (ジュリアン殿以外は、みな手練れだわ)  彼らの身のこなしから、ナタリナは精鋭部隊だと見抜く。その中で、ジュリアンは見た目も若く、他と比べると実力も劣る。 (おそらく、私の顔見知りだから連れてきたのね)  これから、捕獲作戦のために少数で乗り込むのだ。飛び入り参加となるナタリナとパトリックのために、ジュリアンを選んだのだろう。 「ナタリ
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第195話 理性が切れる

     扉の向こうからは、わずかに物音がする。間違いなく、人の気配だ。  騎士達は剣に手をかけ、ナタリナは眼を細めた。  緊張が高まるなか、ルシアンが低く命じた。 「地下にいる人数は、およそ十人と見ている。だが、奴らも護衛を連れているはずだ。ジュリアン。お前は最後尾につけ。人数の分が悪いと判断したら合図する。包囲隊に援護を頼め。いいな?」 「はっ!」 「奴らを逃がすわけにはいかぬ。一気に片を付けるぞ」 「はっ!」  残りの騎士達が頷き、剣を構える。  ナタリナは怒りのこもった目で地下へ続く階段を見下ろした。その左手には、攻撃を仕掛けるためのナイフが三本握られている。  息を殺して階段を降り、競売場の入り口に立つ。扉には鍵が掛かって折らず、先頭に立った騎士が、そっと扉を押し開けた。  できる限り相手を油断させ、一気に捕縛しなければならない。  声を潜め、足音を消し、身をかがめて侵入した。 (エマ様はッ!?)  ナタリナは会場の中を一瞥する。  暗がりの中、前方の舞台だけに照明が当てられていた。半円形に広がった舞台は、観客席より一段低くなっており、そこに大きな鳥かごがあった。  鳥かごの横には、仮面を付けた女が二人。鳥かごを鑑賞するように、観客席の最前列に男達が腰掛けている。背中を向けた彼らはローブをまとい、仮面を付け、酒杯を片手に下卑た笑い声を上げた。 「ハハッ! また腰を振ってるぞ」 「ほれほれ、もっと啼いてみよ」 「っ……ぁ、……ンァッ……っ、ぁ、」  掠れた声で喘ぐのは、縛られた状態で椅子に腰掛けるエマだった。  法衣を胸元まで捲り上げ、左右の手足を縛られ、秘部を晒しながら悶えている。さらに鳥かごの横にいた女達が、汗と精液にまみれたエマの躰を、長い筆のような物で嬲っていた。  敬愛する主を見世物にした、おぞましい光景。  うつろな目で涙を流すエマの姿に、ナタリナの理性がブチッと切れた。
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第196話 エマの騎士

     ナタリナはエマの前髪をかき分けて、優しい声で囁く。 「エマ様……もう大丈夫です。すぐに宿に戻りますからね」 「んっ……ぅん」  コクッと頷く仕草を見て、ナタリナは安堵した。  だが、熱い吐息を漏らし、ぼぅっと視線をさまよわせる姿は、とても放っておけない。 「ぁっ、るし、あん……さまっ」 「エマ。ここにいますよ」  ルシアンが優しい笑顔でエマを覗き込む。  そして、言い聞かせるように、エマの耳元で囁く。 「エマ。ここで起きたことは、忘れなさい」 「ん……わす、れる……?」 「ええ。すべて、夢の中の出来事です。貴方は、朝市に出かけて……疲れて、眠ってしまったのですよ」 「ぁっ……ゆめ……?」 「さあ、もう一度、目を閉じて」 「ん……」  ルシアンが促すと、エマは大人しく目を閉じる。  外套に包まれたまま、むずがるように身じろぎするが、意識はほとんど落ちているようだ。  ルシアンはナタリナに振り向き、エマに聞こえないように、声を潜める。 「催淫香に、ノクスフロールの粉も混じっている」 「まあっ……あれは、催眠作用のある薬草ではありませんか」  ナタリナは目を見開いた。  騎士団では、ノクスフロールを乾燥させて粉末にしたものが、自白や尋問に使われる。ルシアンのいる帝国でも、同様に使われているのだろう。 「エマに、ここでのむごい記憶は必要ない。忘れさせるのが一番だ」  ルシアンは沈痛の面持ちでエマを見つめる。  そして、唸るような声でエマに誓った。 「この場にいた者は、必ず全員始末するッ……だから、安心して下さい。エマ」  ルシアンは痛みを堪えるように歪めて、エマの額にキスを落とした。この場にいたクズ共は、確実にルシアンが葬ってくれるだろう。 (エマ様には、この方が必要だわ)  ナタリナは、エマの幸せのために何をすべきか、よく分
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第197話 ナタリナの制裁

    「うわああぁぁっ!」  レオナールは悲鳴を上げて身をよじる。  ガンッと剣が床に当たり、間一髪で避けたレオナールの髪がハラリと散った。  レオナールは床に顔を付けたまま、恐怖に目を見開いた。  引きつった顔で、震えながら口を開く。 「っ……お、オレを、殺すつもりかっ!?」 「愚鈍で無能なクズでも、それくらいは理解できるか」  ナタリナは剣先をレオナールの顔にピタリと当てた。  少しでも動けば、皮膚が切れる。 「ひっ……や、止めろっ!」  レオナールは蒼白な顔で叫んだ。 「おい、ドレイクッ! オレ様を助けろ!」  近くにいるはずの従者に向かって、命令する。  だが、ドレイクは太ももと脇腹にナイフが刺さったまま、床に転がっていた。パトリックがきっちり縛り上げたようで、身動きがとれないでいる。 「貴様ッ……あの侍女かッ?」  ドレイクは憎しみのこもった目で、ナタリナを睨みつけた。  ナタリナは冷酷な表情で二人を見下ろし、待ちわびたこの瞬間に武者震いする。 「ようやく、外道どもに鉄槌を下す時がきたッ!!」  感慨深げに呟き、残酷な笑みを浮かべる。  拘束した二人の見張るパトリックでさえ、その凄みに怖じ気づき、声を出さずに「殺すな」と合図を送ってくる。  レオナールとドレイクは、これから裁かれることを知り、焦りを浮かべた。だが、ナタリナの我慢も忍耐も、すでに限界点を突破している。 「貴様達は今まで、エマ様を虐げ、むごい仕打ちで苦しめてきた。その報いをここで受けるがいい」  怒りを滲ませ声で淡々と告げ、ナタリナはレオナールの腹を思いきり蹴りあげた。 「がはぁッ!」 「腐っても王族であることを、感謝するがいい。あの下衆と違って、血を流さずに済むのだから」 「っ、く、来るなッ!」  レオナールが逃げようとするが、ナタリナは容赦なく蹴り上げ、うつ伏せにひっくり返
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第198話 大義名分

    「勘違いしているようだが、貴様は王族ではない。配慮など一切無用。言葉が話せるならそれで十分……パトリック、猿ぐつわを」 「はっ」  パトリックは急いで、ドレイクに猿ぐつわを噛ませた。  脇腹と太ももにナイフが刺さったまま、ドレイクは言葉を封じられて、床に転がる。  それを見下ろしながら、ナタリナは楽しげに笑った。 「貴様は、意気地のないクズと違って、自死を選ぶことも厭わない。そう簡単に逃れられると思うな」  ナタリナは再び、サイドソードを抜いた。  照明にキラッと反射する剣先に、ドレイクが青ざめる。後ずさろうとするが、ナタリナはサイドソードを構えると、そのままドレイクの肩に突き刺した。 「ぐわぁぁぁーーッ!」  剣は肩を貫き、血がじわじわと滲む。  ドレイクは縛られたまま身をよじり、悲鳴を上げた。  だが、ナタリナは容赦しなかった。  サイドソードを突き刺したまま、グリグリと剣を回す。 「アアアッ! あぐぅぅっ……くっ……ぐぅぅ!」  ドレイクは激痛に身をよじった。猿ぐつわを噛まされ、痛みに涙を流しながらも、殺意のこもった眼でナタリナを睨みつける。 「まあ、威勢がいいこと」 「ぐぅッ……!」  ドレイクは額に脂汗を浮かべて、荒い息を吐き出した。  激痛に苦しむドレイクに、ナタリナはフフッと笑う。  太ももに刺さったナイフの柄を握ると、こちらも、わざと力を入れて奥へ押し込んだ。 「ぐわぁぁぁッ! あがぁっ……ぁ、ががぁぁ!」  ドレイクが激しくのたうち、涙を流しながら首を振る。  止めてくれと叫ぶことも許されず、激しく痙攣するだけだ。 「これしきの痛み、エマ様が味わった地獄には到底及ばない……尊き御方を傷つけた、当然の報い。己の犯した罪をよく理解して、悔い改めなさい」 「ああああっ! ぁぐぅぅッ……ぁ、はぁっ」  痛みにのたうつドレイクに、ナタリナはまだ容赦
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第199話 箝口令

     ポニーテールにした髪を揺らして、エマを心配そうに見つめた。 「エマ様はご無事ですか!?」 「外傷はないが、良い状態とは言えぬ」 「っ……伯爵様、どうぞこちらへ!」  シーシは悲しげに眼を細め、感情を振り切るように、ルシアンを案内した。  すぐ近くに馬車が停まっており、御者席にはニコラが座っていた。 「伯爵様っ、早く!」  シーシに急かされ、馬車に乗り込む。  ニコラはすぐに馬車を走らせ、シーシはルシアンと反対側の席に座り、バスケットから水差しを取り出した。 「ナタリナ様から指示がございました。エマ様に、お水とお薬を」 「頼む」 「はい」  ルシアンはエマを抱きかかえたまま、膝の上に乗せる。エマの顔が見えるように外套をずらすと、シーシが水差しからゆっくりと水を飲ませた。 「んっ……ぁっ……っ」  喉が渇いていたのか、抵抗なく飲み始める。  シーシが用意したのはオメガ用の鎮静剤だった。以前にルシアンが分け与えたもので、粉薬だったはずだが、小瓶に入っている。  事前に水に溶かしてきたと言い、ナタリナの手際の良さに感心した。  ゆっくりエマに飲ませると、ようやく一息吐いた。 「エマの休める場所は見つかったのか?」 「はい。同じ宿を取れたので、そこに向かっています。エマ様も、同じ宿なら安心されるでしょう」 「そうだな」 「スースとノエル殿が、部屋を整えています。お食事も用意しているはずです」 「食事は後にしよう。まずは、湯浴みが先だ」 「かしこまりました。そのように手配します」  シーシは心得たと頷く。 「それから、エマについてだが……今回の誘拐については、箝口令を敷く。エマ本人にも伏せておくように」 「エマ様にも?」 「ああ。エマに何を聞かれても、疲れて眠っていたのだと答えろ。良いな?」 「はい。ですが、エマ様は納得されるでし
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