自分はこの男のオンナなのだと、和彦は本能で痛感させられる。自分が今いる世界の中心は、大蛇の刺青を背負ったこの男なのだとも。 和彦の変化に気づいたのか、賢吾は牙を剥くように笑いながら、熱く高ぶった欲望を内奥の入り口に擦りつけてきた。「あっ……」 一気に内奥深くまで押し入ってきた賢吾は、自分の感触を刻みつけるように大胆に腰を使う。それでなくても感じやすくなっている部分には、強烈すぎる律動だった。「うあっ、あっ、んああっ――」「丹念に可愛がってもらったようだな。こんな奥までトロトロだ」 果敢に奥深くを突き上げられ、抉られる。和彦は腰を弾ませながら賢吾の激しさを受け止め、じわじわと押し寄せてくる肉の愉悦に喉を鳴らす。 いつの間にか和彦のものは反り返り、先端からはしたなく透明なしずくを滴らせていた。賢吾が指の腹で先端を撫で、鋭い快感に和彦は息を詰める。柔らかな膨らみすらも揉みしだかれ、たまらず腰を捩ろうとしたが、内奥深くにしっかりと欲望を埋め込まれているため、それすらできない。 和彦はすがるように賢吾を見上げる。このときの表情が、残酷な大蛇の性質を満足させたのか、賢吾は目元を和らげた。 唇を吸われ、そのまま余裕なく舌を絡め合う。和彦は夢中になって賢吾の背に両腕を回し、大蛇の刺青を忙しくまさぐる。褒美だといわんばかりに乱暴に腰を突き上げられ、身震いするほどの快感を与えられた。「んっ……、はあっ、あっ、あううっ……」 身悶える和彦の髪を、賢吾が荒っぽい手つきで鷲掴む。息もかかるほどの距離で、こう言われた。「先生に〈いいこと〉をしたのは、長嶺の守り神だとでも思っておけ。多分、凛々しくて美しい若武者の姿をしているぞ。先生は、そんな守り神に気に入られたんだ。俺や千尋のオンナだからというのもあるだろうが、先生自身の情の深さも多淫さも、したたかさすら、たまらなくよかったんだろうな。何より、惚れ惚れするような色男だ」 貪るような口づけを交わしてから、和彦は喘ぎながら問いかけた。「――……そういう理屈で、あんた
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