「僕もお前のために頑張るから。お前は僕が絶対守る。まだ未熟だけど、でも、こんな怪我なんてさせないようになる。一緒に戦いたい。他の誰でもない。お前のために」 まっすぐに律の瞳を見つめ、律の腕に手を伸ばして包帯を撫で決意を言葉に乗せる。律はぽかんとしていたが、ひとつひとつの言葉を飲み込んで涙を浮かべた。「うん……うん! 俺も優斗を守るよ。死ぬ時は優斗と一緒がいい。俺の命は優斗の物だから」 優斗も笑みを浮かべ頷く。「ああ、死ぬ時も生きる時もずっと一緒だ。僕の隣にはお前がいてほしい。他のヤツなんていらない。お前がいれば僕はそれでいい」 それは告白にも似た宣言。律にとっては何物にも変え難い言葉。二人は笑い合い至福の時間を過ごす。だが、その時間は短い。明日になればまた教習が待っている。律も仕事だろう。 離れる事は辛い。 それでも想いが通じた二人には些細な事だ。帰ってくれば、そこに自身の片割れがいてくれる。そう思えば乗り越えられた。 それにあと五日の教習が終われば一緒にいられるのだから。 しかし。「じゃあさ、この後俺の部屋で……」 頬を染め優斗を誘うもそれは無下にされる。「それとこれとは話が別だ! 僕はお前に抱かれるつもりは無いからな! あくまで友達、相棒だ。勘違いするなよ!」 つれない優斗の言い様に律はむくれるが、その目は諦めていない。虎視眈々と狙う目は肉食獣のそれだ。優斗の背は粟立つがそれすらも快感に変わってきている事に気づかないフリをした。ここで負けてしまってはグズグズになってしまう。さっきのキスを思い出すだけで疼くというのに、それ以上先を知ってしまえば抗えないだろう。 優斗は自分の気持ちに気付き始めていた。相棒だと思い込もうとしているがきっと違う。しかし、それが律と同じ物かは分からない。律も優斗を好きだと言うがそれは恋愛感情なのか。分からないままで関係を持つのは怖い。自分の独りよがりだったらと思うと、せっかくいい感じになれたこの空気が消えてしまうかもしれないのだから。 それに自分の気持ちにも確信が持てずにいる。優斗は初
Последнее обновление : 2026-01-25 Читайте больше