メリナ・バラッツィの独白 この先私は、ずっと後悔することになるだろう。 自分の弱さと向き合わなかったこと。 ヴェスティリアを上回ったという驕りが、自らの行いを省みることを忘れさせたこと。 スィニョーラや先生の為と言いながら、本当は自分のために優しい言葉を求めていたこと。 本当は与えてくれた価値なんてものを理解できていなくて、大切な人たちからの言葉でしかそれを感じることができなかった。 スィニョーラを喪い、周囲の人々との関係が変化し、私は自身の価値を確認する術を失っていた。 自己の確立を他人の言葉に委ねて、それに満足して来た怠慢の代償だ。 その不安が私の目を濁らせて、分かりやすい力に縋ってしまった。 何も考えずに縋ってしまったから、私は取り返しのつかない過ちを犯してしまった……。 そんな私に、今更何の価値があるというのだろう。 そんな私に、今更優しい言葉を求める権利なんてあるのだろうか。 そんな私に……私に…………。………………………………「ごめん……ごめんね、メリナ」「えっ?」 メリナの手を引き、自らの頬に添えるエスティラ。 悲痛な表情を浮かべる彼女が告げた言葉は、憔悴したメリナの瞳に光を与える。 彼女はこれまで、エスティラから謝罪の言葉を受け取ったことなどなかった。 幼少の頃の我儘な彼女が謝ることはありえないし、成長してからは謝る必要のある機会など皆無だった。 そんなエスティラが、取り返しのつかない過ちを繰り返してきたメリナに対し告げたその言葉。 むしろ謝罪すべきは自分だと思っていたメリナにとって、その謝罪に対し意図を見出すことができなかった。 そんな困惑する彼女を前に、エスティラは言葉を続ける。「考えてみれば当然よね。私と同じように、あなたもアメリアをあんなに愛していたんだから」 愛情。 自身を信じることを忘れていたメリナにとって、アメリアに抱いていたのは果たしてそのような感情だったのか。 依存していたことを直視してしまった今、それすら自信を持って言い切ることができなかった。 しかし、エスティラの言葉には確信を抱かせる強さがあった。 それこそ生まれる前からアメリアの世話を受けてきた彼女にとって、自分と同じと断ずるその言葉はとても重いものなのだから。「だから、気付くべきだった。私と同じよう
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