毎日顔を見なくても平気なんだ。 私とまだ幼い子供たちを置き去りにして平気なんだ。 私が他の誰かのモノになるなんて、1mmも危惧しないんだ。 何年にも及ぶかもしれない単身赴任で、果たして…… 夫はきれいな身体で帰ってくるだろうか。 遠く離れた地で、そんな心配をして暮らすのなんて真っ平だ。 夫の強い希望で、今まで築き上げてきた穏やかで健やかな1つの家庭が、 離ればなれの不安定なモノに変わろうとしている。 今の幸せが壊れようとしている。 そんな考え方しかできない私。 夫は単身赴任で家を離れ、そして単身赴任を終え、またこちらに 帰ってきてからも、今と同じ家庭があると本気で考えているのだろうか? それとも家庭が壊れるかもしれないというリスクを認識しながらも、 家庭と仕事を天秤にかけて、それでも仕事が…… 自分の遣り甲斐が……大切で行くというのだろうか。 私は2~3年であっても離れて暮らすなんて耐えられない。 もしかすると、5年も6年も離れて暮らすことになる可能性もある。 それなのに、単身赴任したいという夫。 ステップupのほうが私たちより大事。 私はどんどん惨めな気持ちになっていくのを、やめられなかった。* 妻から、結局最後まで積極的な賛成は得られなかったが―― さりとて、地団太踏んで反対とまではされなかったことで、 俺はそれを無理やり暗黙の肯定と受け取ることにした。 そして、妻から保険として求められた緑の紙には素直に記入をし、淡々と 彼女に手渡し、赴任先へと向かうことにした。 俺の父親もその昔、まだ自分が小学生だった頃に、3年間単身赴任 していたことがあった。 母は専業主婦だったにも関わらず、自分と子供だけだといろいろと 手抜きができるので『亭主留守で元気がいい~』と、何かのCMで流行った 台詞をのたまい、3年間家事の手抜きをしまくり、自由な時間を自分のために 謳歌していた。 そんな母親の姿を見てきた俺にしてみれば、妻のドヨォ~ンとした顔を 見ると、何をそんなに拘るのかと不思議でしようがなかった。
ปรับปรุงล่าสุด : 2025-12-26 อ่านเพิ่มเติม