บททั้งหมดของ 『パラレル』─ 愛の育み方を間違え相手の気持ちを理解できず、愛を失くした男の物語 ─: บทที่ 41 - บทที่ 50

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41 ◇由宇子が将康との離婚届を出した後のこと

  私はちょっと改まって話しがあるからと言われ、子供たちを母に預け伯母の家へ出かけることにした。「あら、改まった話って何かしらね?」「うん……こんなこと初めてだからちょとドキドキする」 子供たちを預けに行った時に母と交わした会話。 母も何も聞かされてないようだったので、どんな話なんだろうと思いながら伯母の話とやらを聞きに出向いた。 伯父も薫ももちろん仕事で、出迎えてくれたのは、伯母ひとりだった。 元々の相性がいいのと、小さな頃から薫ときょうだいのように……薫に向けるのと同じような愛情をかけてくれた伯母のことが、私は好きだ。 リビングに入ると私の好きなケーキとコーヒーが用意されていた。 「わぁ~、洋子ちゃんありがとう」 「へっへっへっ、このケーキ由宇子好きだもんね。 今日はさぁ、一生に一度のお願いしないといけないから奮発したのよ」 「えっ、それはまたすごいことを……。 ンで、なにかしら?  私でできることなら何でもって思うけど」「まままっ、座ってすわって。 まずはケーキよケーキ。 ここのはおいしいもんね」 「じゃ、いただきます。  ……んっ~おいしいっ、ほんとおいしい。  このケーキ久し振り~」 大好きなケーキを口の中に入れ、味を堪能し幸せいっぱいの私に洋子ちゃんが言った。「離婚のこと、妹《成子》から聞いてるけど由宇子は再婚のこととか考えてたりする? 将来の展望っていうのかな、何か思うところはあるのかなって」「再婚か……どうだろ。 よほどの運命を感じたら別だけど、まぁあれよ……私は娘がいるしね。 最近ニュースでもよく聞くけど、再婚相手に子供が暴力振るわれて亡くなったりする事件も結構聞くし、娘だと娘を手にかける男もいるみたいだし。 子持ちで再婚はリスクが大きすぎるから、再婚するとしても子供たちが成人してからかな。 ということで、婆ばぁになるまで再婚はないです」「はははっ、あなた婆ばぁってそんな言い方やめなさい?  でもやっぱりいいわぁ~そういう男前なとこ。 惚れてまうわ」 「ふふっ、そう?」
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-01-17
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42 ◇嫁にもらってほしいの

「じゃあ、其れを由宇子の本心と受け止めて私のお願い事を言うわ。 薫を嫁にもらってください」「ちょっ、嫁にって……待って。 薫が私の再婚相手にってことですよね?」「そうそう。 驚かせたかもしれないけど嫁にっていうのは気持ち的なものね。 由宇子にまかせたいっていうか。 ぶっちゃけあの子に由宇子の夫になれる力量があるのか私も断言できるだけの自信がないから、ちょっと弱腰なところが嫁発言になってる。 とにかくどんな形ででもいいからっていうか、上手く言えないんだけど、薫の家族になってやってほしいの。 ひとりっ子だから、このままだと私たち夫婦が居なくなったらあの子は独りになってしまうでしょ。 由宇子だったら安心してあの子のこと託せる」 「洋子ちゃん、何も私みたいな子持ちの出戻りと結婚しなくても薫なら可愛い子、選り取り見取りでしょ?  だいたい薫が嫌がるわよ? 伯父さんだってきっと猛反対するわよ。 モテないっていうんならまだしも、薫が誘って断る女子《こ》はいないでしょっていうくらいモテるんだよ。 ないない……ナイナイ。 絶対ない、私が相手だなんて」 私は洋子ちゃんの奇天烈としか言いようのないお願い事に驚き動揺し、冷や汗まで出てきたのだった。 だっ、大丈夫か……洋子もとい、伯母よ!「伯父さんね、面白かったわよぉ~。 由宇子が離婚したっていう話をした日、今言ったみたいに伯父さんがいる前で同じことを、私言ったのよ。 由宇子が薫を嫁に貰ってくんないかなぁ~って! そしたらあの人『由宇子ちゃんが薫をもらってくれたら最高なんだがな……』って言ったのよ?  めちゃくちゃ自然なことのようにね。 私自分が言い出したことなのになんかっ、吹き出しちゃって。 そしたらあの人もね、我に返ったのか笑ってた。 絶対由宇子ちゃんに変な夫婦だって思われるなって」
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43 ◇伯母からの告白

   薫ね、時々だけど女の子何度か連れてきたことあるんだけど、まぁ大半押しかけてきたっていうのが正解なんだけどね、薫がうれしそうにしてるの一度も見たことないのよねぇ~。 それなりに相手はしてるんだけど、恋してるっていうのはなかったわね。 相手だけが盛り上がってるっていうか。 だから、薫は誰とも付き合ったことはないの。 薫がうれしそうにしてるのは、由宇子や由宇子の子供たちといる時なのよ? 気がついてないかもしれないけど。 由宇子、私上手く言えないけどこうなったら正直に言うわ。 薫が薫がって、薫ばっかりを理由にしてるけど薫だけじゃなくて、私も伯父さんもそして薫も、みい~んなあなたが好きなのよ~」 そう言って顔を少し赤らめた洋子ちゃんはトイレへ逃げ込んだ? えぇっー、これは一大事ですよ、お母さん。 ……っていうか、自分。 まじですか? いつの間に私そんなにモテ女になってたんでしょうか? 私はトイレの中に篭城している洋子ちゃんに声をかけた。「洋子ちゃん、洋子ちゃんや伯父さんの気持ちはよぉ~く分かりました。 こんな私を好きでいてくれてありがとう。 私も洋子ちゃんや伯父さんのことは前から好きだったから、相思相愛ですね。 ……ってなんか恥ずかしいから今日は帰るね。 薫との結婚のお話、よく考えてみたいので時間くださいね。 薫がどう思ってるかも直接話してみないといけないし……」 話しかけていたら洋子ちゃんがトイレから出てきた。 「考えてみてくれるのね、ありがとう」 そんなこんなでその日、私は伯母の家をお暇した。
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-01-18
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44 ◇妄想して浮かれる

 嫁に来ないかぁ~私《ぼく》のところへ~。 なんか伯母の家を出て自宅へ戻ってからこの古い歌詞が、頭の中をグルグルしているんだけどぉ~。 ふむふむ……薫と結婚かぁ~。 考えたこともなかったけど、案外いいんじゃないって思い始めてる。 一番の理由は薫なら娘への性暴力に対する心配だとか、息子へのサンドバックにするような生き死にに関わるような暴力の心配もほぼ100%心配する必要がないから。 そして浮気の心配もない。 薫はそういうことを、しないであろうという特性《個性》を持っているのだ。 素人判断だし、どんなことも100%という数字を出すのは間違っていると思うけど、他のどんな男性より可能性が低いことは私の中では断言できる。 小さな頃から子供たちと薫は触れ合う機会があって仲がいいし、 今なら子供たちも小さくて父親と思って成長していくだろう。 子供たちが物心ついた頃から、実の父親ではないと教えておいてもいいし。 父親でなくても血縁はあるわけで、家族として一緒に仲良く暮らしていこうね……というスタンスでもいいと思う。 なんか、肝心の薫から何も聞いていないのに独りで妄想に勤しんでいる自分に気付いて、なんか笑える。 伯母や伯父はそんな風に考えているらしいけれど、薫はどうなんだろう。 6才頃に、伯母の家でお風呂に入ってた記憶が蘇った。 3才の薫と一緒に入ってるシーンが記憶の彼方からやってきた。 次は母と私、伯母と薫の4人で動物園に行った時のことなんかも思い出された。 薫と一緒の写真も随分撮ってもらってたなぁ~。 昔何度か広げて見てたアルバムに可愛くてちっちゃい薫がたくさんあったことも……次から次へと驚くほど、薫の過去の目にしていた映像が浮かんでは消えていく。 中学生になる頃まで、ほんとにきょうだいのように過ごしてたんだ、私たちって。 頻繁ではなくなったけれど、結局中学生以降も親戚なので、必ず祖父母の家に集った折に会ってたし母と伯母、そして祖父母の家が近所だったことで時々互いに顔は合わせてるよね。 薫が仕事し始めて、私が結婚して子育てと仕事に忙殺されてからよねあまり会わなくなってしまったのは。 正直言うと、結婚後薫のことを特に思い出したりしたことはなかった。 わたしが日々見つめていたのは元夫であり子供たちだったから
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-01-20
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45 ◇お誘い

 私はそんな風にして一度は楽観的な妄想をしたものの我に返り、やっぱり薫との結婚には無理があると結論付け、仕事と子育てに集中する日々を送った。 伯母の家に呼ばれて行った日から3週間ほど経った頃だったろうか、伯母の洋子ちゃんから遊びに来ない? とお誘いがあった。 子供たちも連れて来なさい、子守してあげるからと。 子守してくれるなんて言われた日には、行かないわけにいかない。 子育ては楽しくて充実しているけれど、私はスーパーマンじゃないから独りになりたいことだってある。 遊びに行くと、この日は薫も伯父も家にいて、ふたりで交代ごうたいでまだまだ小さくて2歳児の足元のおぼつかない智宏を抱いてくれた。 それを横で羨ましそうに見ていた美誠に気付いて、薫が美誠のことも抱っこしてくれた。 いつもは私の父にも可愛がってもらってはいるけれど、父もまだまだ現役で働いているので頻繁に抱いてもらえる環境でもなくて―― 男の人の腕に抱かれることはめったにないから、ものすごく2人ともうれしそうだ。* お茶の支度に台所へ呼ばれた。「ねぇ、薫とのこと……どう?」「え~と、考えたけどやっぱり無理だよ、洋子ちゃん」「薫とじゃあ、やっぱり駄目かぁ~。そんな気はしてたけどさン」 洋子ちゃんが元気なくしょぼくれ感いっぱいに言う。「ちっ、ちがうよぉ。 逆ぎゃく。 私とじゃぁ、薫がかわいそうだよ」「薫はね、人の機微っていうのか、とにかく相手の心情の細々したところまで汲み取る能力に欠けてるし、私が思うに女性《ひと》を好きになるっていう感情も乏しんじゃないかと思ってるの。 モテるから確かに女の子はいっぱい群がってくるにはくるんだけど、薫が気持ちを返せないから皆去っていくんだよね。 ほらっ、恋する乙女はさ、いろいろと相手にたくさん求めるじゃない? 薫はそういうの駄目だから」
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-01-20
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46 ◇ほんとに私でいいの?

「小さな頃から一緒にきょうだいのように育った由宇子ならさ、なんか身内感覚? 姉のような気持ちで見守れるんじゃないかって、私も主人もちょっと期待してたのよ。 それもね、由宇子が再婚はないっていう前提ね。 再婚に意欲的で他の男性《ひと》を捜すのならこんなお願いはできなかったわ」 ええいっ、ままよ!「洋子ちゃん、ほんとに私でいいんですか?」「ほんとにホント。軽い気持ちではないのよ。 主人も私も超真剣。 由宇子に結婚申し込まれたら薫絶対断らないよ。 もし断るようなことがあったら私……切腹するわ」 私は、由宇子が積極的に動けるよう、恐ろしい言葉で後押しした。 容姿も頭脳も良く産まれてきたというのに何の因果か、訳の分からない個性を持っているというだけで、この先家族を持てないであろう息子を思うと切なく、これまで幾夜涙を流してきたことか。 私も夫も、情に厚くしっかり者の姪の由宇子が家族になってくれたらと、密かに願っていた。 由宇子が元の旦那の大倉氏と結婚が決まったと聞かされた日、夫と私はどんなに落胆したことか。あの日の悲しみと落胆を思えば……息子のためならば……恥も外聞も振り捨てて私は由宇子に向かっていけた。「洋子ちゃん、じゃあお茶はもういいです。 このまま薫を誘ってその辺でお茶してきます」 切腹すると言った伯母の言葉に、息子に家族を作りたいという強い母親としての気持ちが伝わってきた。「そう? それがいいわね。 子供たちはおじさんと私とで見てるから」 洋子ちゃんが薫に声をかけた。「薫、久し振りだから由宇子と洒落たお店でお茶でもしてきたら?」
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-01-21
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47 ◇黛と由宇子

「どうする?」「う~ん、どこ行こっか!」 そう言いつつ薫の後を付いて行く。 薫に続いて車に乗った。 薫はごにょごにょ言ってたけど、すぐに行き先をほぼ決めたみたいで迷いなく運転し始めた。 どこに行くのと聞かなかった。 私はリラックスしてシートに身体を預け、しばらくの間見慣れた風景を楽しんだ。 見慣れた風景が続き、そのテリトリーの中で結局薫の運転は終わった。 終着駅は……イヤ、汽車じゃないんだけど、車を降りて薫に付いて行くとそこは見慣れた場所だった。「懐かしいよなぁ~」「ひゃはっ、懐かしいぃー!」 伯母の家から車でほんの15分ほど離れた公園だった。 私たちが小さな頃、母と伯母に連れられてよく遊びにきた場所。「自販機で買ってきて、ここでお茶してもよい?」「うん」「待ってて!」 そう言うと薫は近隣に設置してある自販機で低糖コーヒーを買ってきてくれた。「ね、なんで離婚したの?」 いきなりの直球の質問に私はコーヒーを吹き出しそうになった。「ブッホッ、それ聞くぅ?」「なんかさぁ、聞きたい」 薫が笑いながら訊いてくる。「まいったなぁ、薫くんには」「言えない? 言いたくない?」「そだね、ひと言ではなかなか言い表せない感情っていうもんがあるからねぇ~。 一緒にいるのがしんどくなったから? かな」「旦那のこと嫌いになった?」「う~ん、嫌いになったとも言えるし、嫌いになれないから苦しかったとも言えるし。 自分でもどう表現していいのか、難しいわね。 はっきりしてるのは、もう一緒に暮らしていけなくなったってことかな」「由宇子ちゃん…….」「うん?」「難しいこと言うんだな」「そ……だね、確かに。 人の心って言うの? 気持ちっていうの? 複雑で難しいんだよ」「俺、そういうのは難しいパズルのようで全然分からん」「えーとね、だから……う~んとね、 薫が聞いてくれたお陰で私も何となく分かってきた。 元夫と一緒にいるのがイヤになったんだよ。 たぶん、じゃなかった……すごくイヤになったの」「その回答なら、よく分かる」「なら、良かった。 何でも難しく考えすぎると身体によくないから簡単な理由が分かって私も良かったわ」
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-01-22
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48 ◇淋しい思いをさせてごめんね

 ゴクリとコーヒーを飲む薫《たい》を見上げた。 職業柄許される長髪、亜麻色の毛先が小さなほわほわっと頬を撫でるようにして流れてくる風に揺れる。 線が細く見えるけれど、つくところにはばっちり筋肉が付いている薫の身体。 そんな容貌だから実年齢より若く見える。 しかも私より3才も年下だ。 怯むよ、私じゃなくたって! 洋子ちゃん、切腹してみる?「俺さ、由宇子ちゃんが結婚するなんて考えたこともなくて、結婚するって知った時すごく落ち込んだんだぁ~」 前方を見据え、薫が遠い目をして言った。「それでもさ── 嫁いでからも仕事はおじさんのいる事務所だったし遠くに行くわけじゃあないからって、凹むの止めようって思ったけど──盆・正月・ほかイベントごとで皆で集まった時に、由宇子ちゃんが旦那と仲良く一緒にいるところなんか見たらまた凹んだ。 今思うと独占欲だったのかなって」「独占欲?」「うん、何ていうか友達でいうと、俺だけの一番仲の良い友達を取られたっていう感じ? 由宇子ちゃん、元旦那しか見てないって感じで俺の存在なんてないみたいな振る舞いだったし」「そっか! 知らなかったとはいえ、今更だけどゴメンネ。 淋しい思いさせて」 こういうことを素直に言える薫はすごいと思う。 普通は言わないでしょ。 好きで付き合って恋人同士になって結婚して夫婦になって──そりゃあ、特に新婚ならなおさらしようがないこと。 見つめるのが惚れてる夫になってもね。 薫はそこのところが分かんないの? やっぱり?「だからぁ、普通離婚って悲しいことなんだろうけど──もうアイツ由宇子ちゃんの一番じゃなくなったってことだろ?アイツが側にいなくなったんだから、俺が由宇子ちゃんや美誠や智宏とも今までよりもっとたくさん会って、可愛がってもいいんだよね?  俺、美誠も智宏も由宇子ちゃんもすごい好きだからさ、喜んじゃあいけないとは思うけど、由宇子ちゃんが離婚して戻ってきてくれてうれしいよ」「ありがと」 『由宇子ちゃんもすごい好きだよ』が私の脳内でリフレインしている。 その前に付いてた娘と息子の名前を端折ってリフレインしている私のお脳みそは、どこかおかしいよね? しかしこの場合の好きは、やはりアレですか? 友だちラインかしらねぇ? まぁいいやっ! 好
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-01-23
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49 ◇私のこと好きですか。

「薫、私のこと好き?」「すごい好き。 たぶん子供の頃からずっと好きだったんだと思う。 由宇子ちゃんが嫁に行くまで身近にいるのが当たり前で、そういう気持ちを認識してなかったと思うけどね。 だからさっきも言ったけど、由宇子ちゃんが結婚して落ち込んだ」「薫、私や美誠や智宏と家族にならない? 家族になって一緒に暮らさない?」「由宇子ちゃんと一緒に?」「そう」「えっと……ずっと?」「うん、ずっと。 私と結婚して私たちと同じ家で暮らすの」「えっ、結婚できんの? 美誠も智宏も俺の子になんの? 俺、親父になるのか、うれしいなぁ~」  おいおい、そこはそんなに喜ぶところじゃないぞ! 薫の実子じゃないでしょうに……あんなに喜んでるよ。 なんか素直な邪心のない薫の喜びように、私までうれしくなってきた。「俺、由宇子ちゃんのニ番目の旦那さんになるんだな。 いいよ、一番ならもっと良かったけど気にしないよ。 すっごいうれしい」 カクッ、コケソになったわ。  気にしないといいつつ、2番──そこを気にするんだな。 ……って私、薫のことを舐め過ぎだよね。 そうだよ、誰だってそうだよね、初婚同士がいいに決まってるんだから。「いやほんと、ごめんね。 ニ番目の夫にしちゃって。 ホントに私が奥さんでいぃ~い?」「いいに決まってるだろっ! 俺がどんなにうれしいか由宇子ちゃんには分かんないよ。 胸がこんなに……」 そう言って薫は私の手を自分の胸に当てて、喜びを伝えてきた。「私も良い奥さんになれるか分かんないし、薫も良い夫にならなくても薫のそのままでいいと思う。 私たち家族になろう。 家族になって4人で仲良く暮らそう。 今まで通りお姉ちゃんと思ってくれてもいいし」 薫に精神的負担をかけたくなくて、そう言った。「お姉さんと弟と子供2人って変だろっ! 何言ってんだよ。 俺と由宇子ちゃんは結婚したら夫婦なんだから由宇子ちゃんは俺の奥さんで俺は夫だろ」「そっ……そうでした」 薫、大人になったんだね。
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-01-24
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50 ◇堂々と結婚すればいいと思う

 なんだか自分の家族を持ってからは、ほとんど薫と会話らしい会話をしてこなかったんだけど、今回真面目な話をしてみて思ったのは、薫が思ってた以上に成長してたってこと。 思ったほど私や子供たちに無関心ではなかったことがっていうか、逆だったみたい。 私のことを好きでいてくれたみたいだし、子供たちのことも驚くくらい素直に受け入れてくれていて、そんな素直で一直線な薫の気持ちが私の決意の後押しをしてくれた。 すくなくとも結婚したら、私とは夫婦になって、子供たちは、自分が育てていくっていうことを……そして私たちと家族になることを……喜んで受け入れようとしてくれている。 複雑な心理合戦ができない薫だけど、これだけのことを充分理解できるのなら、洋子ちゃん問題はないと思うよ。 今日のこと――薫と私たち親子が新たな船出することにしたと知ったら、洋子ちゃんも伯父さんも安心するかな。 その夜、両親に薫との結婚報告をさっさと済ませ、翌日、洋子ちゃんと伯父さんに薫と揃って結婚の報告をすることとした。  報告した日、私の両親はふたりとも互いに顔を見合わせて、やさしい微笑で『お前が決めたのなら反対はしないよ』と賛成してくれた。「ねぇ、どうしてすんなり賛成してくれんの? 年の差とかさ、薫のほうが若くてイケメンだから浮気が心配だとか世間体がとかさ、ほらいろいろあるじゃない。 なんでそんなに落ち着いてるの? もっと驚かれると思ってたから、ちょっとびっくりデス」「離婚して出戻って来た娘に、今更世間体もクソもないわ。 それにね、世間があんたを──あんたの子供たちを幸せにくれるはずもないしね。 由宇子はまだまだ若いし、何も悪いことして離婚したわけじゃないんだし、堂々と薫くんと再婚したらいいと思う」
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-01-25
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