บททั้งหมดของ 再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~: บทที่ 71 - บทที่ 80

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3 一緒に過ごす日常

「謙虚だね~。あなたみたいな男前、滅多にいないよ。おばさん、ドキドキしちゃうわぁ。お客さん、この男前のお兄さんのことが好きなら、絶対に手放しちゃダメだからね」「あ、いや、その……」だから、違うんだって。そんなことを言われても、どう反応すればいいのかわからない。「俺達、幼なじみですけど、いつかは夫婦になりますから」えっ……瑞?「いいね~うらやましいよ。若いっていいわぁ。ほんとお似合いだしね。結婚したら、きっと、とんでもなく可愛い赤ちゃんが生まれるだろうね」周りのお客さんにまで響き渡るくらいの声量。「あ、赤ちゃん!? い、いや、そんな……」もう、ものすごく恥ずかしい。絶対に顔が真っ赤だと思う。「赤ちゃんが産まれたら絶対見せてちょうだいね。何なら名前を付けてあげましょうか?」大声で笑う店員さん、もう手がつけられない。私達は、苦笑いしながらお礼を言って、サッとその場を離れた。「もう瑞ったら、あんなこと言って。先のことはわからないし、私はまだ……」「俺の気持ちを素直に言っただけだ。愛莉は、まだ答えを出せないって思ってるだろうけど、俺には……その選択肢しかないから」そんな目をしないでよ……いつものスーパーの中でキュンとした自分が恥ずかしくなる。「ど、どうしてそこまで私なんかのこと」「……また、ゆっくり話そう。とにかく、ここは出よう。早く帰ってカレー作って」「あ、うん、そうだね」カゴとカートを戻して、私達はマンションに向かった。***帰ってすぐに、アイランドキッチンでカレーの準備を始める。広いスペースでとても作業がしやすい。私の部屋とは大違いだ。「手伝うよ」「えっ、瑞は勉強あるんでしょ?」「あるけど……手伝いたい」ギャップ瑞だ。たまにこれを出されると困る。一瞬で心拍数が上がる。「じゃ、じゃあ。えっと……そうだっ、エビの殻を剥いてくれる?」「エビの殻?」「うん、そう」お医者さんが手を怪我したら大変だし、包丁は危ないから、瑞が出来そうなことをお願いした。「どうやって剥く?」そっか、やっぱり無理なんだね。めちゃくちゃ秀才の瑞にも、出来ないことがあるって……なんだか可愛く思えた。「エビはこうやって剥くんだよ」私の手を覗き込むように見る瑞。まるで、患者さんを診察してる時みたいに、真剣な目になってる。ち
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4 一緒に過ごす日常

「ありがとう……。いっぱい可愛い金魚達を咲かせるね」「ああ。楽しみに待ってる」カレーを作りながらいろんな話をした瑞との時間は、私にとって、とても充実した楽しくて穏やかなひとときになった。カレーの良い匂いに包まれた部屋。お皿に盛り付け、2人でテーブルにつく。「美味しいといいんだけど」「いただきます」瑞が、1口食べる。「うん、すごく美味しい」「本当?」「店を出せるレベル」「それは褒め過ぎだよ」「本当に美味しいから、美味しいって言ってる。こんな美味しいカレーは初めてだ」「美味しい」って、たくさん言われてすごく嬉しい。「あ、ありがとう。そんな褒めてもらえるなんてね。でも作ったかいがあるよ。瑞も手伝ってくれてありがとうね。エビもぷりぷりで美味しいね」「エビの殻なんて初めて剥いたけど、いい経験になった。甲殻類のエビは節足動物だけど、節から出てる足に関節がたくさんあった」「み、瑞……そんなこと考えながら剥いてたの? すごいね」さすが目の付け所が違う。とにかく――頑張って作ったカレーの味を褒めてもらえてホッとした。もしかして、私に気を遣ってくれてるのかも知れないけどね。誰かのために料理して、褒めてもらえるって、こんなにも幸せなんだ。また次も作りたいってワクワクした。食事の後、ソファに座って、瑞が入れてくれたコーヒーを飲んだ。「私、早速、ホームセンターに行って、お花とかプランターとか買ってくるね。車で行ってくるから瑞は勉強してて」「わかった。一緒に行きたいけど……我慢する。風邪ひかないように気をつけて」その言い方、またキュンとさせるんだから。「大丈夫だよ。車だし」「ダメだ。車だからって油断しないで」「あっ、うん。温かくして、ちゃんと気をつける」「俺は……愛莉が苦しむ姿を見たくない。だから……お前の体調管理は俺がしてやる」「瑞……」「医師として出来ることは全てする。俺は、愛莉を守りたいんだ」
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5 一緒に過ごす日常

「すごく心強いよ。ありがとう」「ああ」「お医者さんは本当に私の何倍も大変だよね。いろいろ覚えなくちゃいけないことがたくさんあるし、勉強……頑張ってね」「愛莉に励まされたら頑張れる」「いつだって応援してるよ。じゃあ行ってきます。あ、ベランダにいろいろ置いちゃうけど、プランターとかは、私が出ていく時にちゃんと片付けるから心配しないで」そう言った瞬間、瑞の顔色が変わった。「……」「……瑞……、どうかした?」「愛莉……出ていくとか……そんなこと言うな」「えっ……」「愛莉は、ここにいるのが嫌?」「そ、そんなことないよ。嫌なわけない」「だったら……」そんな真面目な顔して、ちょっと怖いよ。「でも、この先どうなるのかなんて、やっぱりわからないし」今、そんなことを言う必要がある?思わず口にしてしまってからそう感じた。「愛莉は、自分に自信がないって言う。だから、俺とは釣り合わないって。でも、俺だって決して自分に自信があるわけじゃない。俺は……ただ愛莉が好きなんだ。ずっとお前の側にいたい、それだけなんだ」「瑞……ごめん。そんな風に言ってくれて、私、すごく嬉しいんだよ。本当に……嬉しいの。だけど……今は、もう少しだけ答えを待って」自分の気持ちがはっきりするまで、きっと、あと少しのような気がする。だから、ごめん……ね。「わかってる。ちゃんと待とうって思ってるのにムキになって。俺は最低だ。考えようとしてる愛莉を悩ませるなんて。本当に……ごめん。ちょっと、部屋で頭を冷やす」瑞……私のせいだ。私が、煮え切らなくてウジウジしてるから。瑞は、あれから私の体を求めてはこない。答えが出るまではきっと……だから、私も1日も早くこの生活に慣れて、自分の気持ちを落ち着かせながら、瑞とのことをキチンと考えたい。それまではこのまま――友達以上恋人未満の状態で。私は、瑞の部屋のドアを見つめた。「いってきます」と、小声で言ってから、ホームセンターへと車を走らせた。
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1 月の綺麗な夜

ある日、私は、賢人君とある豪邸で仕事をしていた。 かなり大きな花瓶に、脚立を使って花を差していく作業。賢人君が、脚立を支えながら、上にいる私に花を渡してくれた。 特に難しいことじゃない、いつもと同じこと。 「賢人君、次はあれお願い」 「わかりました」 私が指をさした花を取るために、賢人君が動いた。 脚立もそんなに高くはないし、体勢も安定してる。でもその時、運悪くたまたま彼の腕が当たってしまい、脚立が倒れ、私はそのまま勢いよく床に落ちてしまった。 「愛莉さん!!」 大声で叫びながら、私を起こそうとする賢人君。 「どうしたんですか?」 そこのお宅の奥様が、びっくりして駆けつけてくれた。 「だ、大丈夫です。すみません」 お客様のお宅でこんなこと…… すぐに立って謝りたいのに体が全然動かない。 「愛莉さん、手が血だらけです! すみません、救急車呼んでいただけませんか?」 賢人君の声から必死さが伝わってくる。 「わ、わかりました」 慌てて部屋を出る奥様。 「お願い、そんな大げさにしないで。私は大丈夫だから」 そう強がっても、体は正直だった。 足が動かなくて、手から流れる血も結構な量で。 たまたま下に置いていた道具で手を切ってしまったようだった。 確かにちょっと……怖くなった。 「ダメですよ! 病院に行かないと。すぐ救急車来ますから、頑張って下さい。僕のせいです、本当に……ごめんなさい」 賢人君は、涙目になりながら私に謝った。 *** お客様が呼んでくれた救急車が来て、私はそこに乗せられて、気がついたら小川総合病院に着いていた。 ストレッチャーで移動し、外科の坂井先生が処置をして、検査もしてくれた。 その間、「大丈夫だから頑張って」と、先生や看護師さんがずっと励ましてくれたおかげで、ずいぶん安心できた。
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2 月の綺麗な夜

賢人君もずっと一緒にいてくれて……きっとすごく心配させてしまったよね。いろいろあって、念の為、今日は入院することになり、本当は帰りたかったけど、仕方なく坂井先生の勧めで個室に入った。「失礼します」「はい」賢人君が部屋に来てくれた。顔が強ばっている。「あっ、今日は本当に迷惑かけてごめんね。私、集中できてなかったから……」首を何度も横に振る賢人君。私は電動のベッドを操作し、上半身を起こした。「愛莉さん……」「もう大丈夫だから平気よ。でも、お客様に申し訳ないことしちゃった」「愛莉さんは何も悪くないです。僕の腕が当たって倒れたんですから、僕の責任です。僕が……愛莉さんを怪我させてしまった。謝って許してもらえることじゃないです」賢人君は、可哀想になるくらいとても落ち込んでいる様子だった。「ちょっと待って、何言ってるの? 私が指示した花を取ろうとしただけじゃない。腕が当たったのは偶然で、わざとじゃないんだから。賢人君が謝ることは何もないよ。本当に、私は大丈夫。こんな大げさにしちゃって恥ずかしいくらいだよ」手を数針縫ったり、まだあちこち痛みはあったけど、賢人君に心配かけたくなくて笑顔でそう言った。「愛莉さんは優し過ぎます。いつもそんな風に優しいから……僕は……」「愛莉!!」その時、いきなりドアが開いた。「瑞!」「大丈夫なのか? さっき看護師から聞いて。診察中ですぐに来れなくて悪かった」「ううん、ごめんね、心配かけて。まだ仕事中でしょ? 私なら大丈夫だから、早く戻って」「愛莉……」ものすごく心配してくれてる瑞の顔は、何となく、子どもの頃と同じ雰囲気だった。考えたら、いつだって瑞は私のことを心配してくれてた。当時はそこまで思わなかったけど、今は……それがどれだけ有り難いことなのか、すごくよくわかる。
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3 月の綺麗な夜

「すみません、菅原先生。僕の不注意でこんなことに……」「違う違う! だから賢人君は何も悪くないんだって。それに、検査の結果だってどこも異常なかったから、本当に心配しないで。今日1晩寝たら、明日は退院できるし」「わかった……とにかくゆっくり休んで。山下君だったね。愛莉のこと、いろいろありがとう。後は病院に任せて、君も仕事に戻って」それだけ言って、瑞は部屋を出た。「賢人君、本当にいろいろありがとう。仕事もできなくて、病院であちこち連れ回されて疲れたでしょ。今日はもう帰ってね。1度、お店に戻る?」「はい、戻ります……店長も心配してたんで報告しておきますね。それじゃあ……」ゆっくりとドアのところまで行って、賢人君は振り返った。「愛莉さん、僕は迷惑なんて思ってないですよ。愛莉さんが怪我したのは、紛れもなく僕のせいなんですから。でも、もし、僕のせいじゃなかったとしても、愛莉さんがどこかで怪我したって聞いたら……僕は生きた心地しないです。死ぬほど心配します。 すみません、いろいろ言って。とにかく、今日はゆっくり休んで下さいね。じゃあ」優しいね、本当に……でも……賢人君の後ろ姿が、少しだけ切なく見えるのはなぜなんだろう?誰もいなくなった1人きりの病室は、妙に寂しい。私は、夜まで何をするでもなく退屈に過ごした。***夕食が終わり、ふと窓の外に目をやると、綺麗な月が私を見ていた。「夜の月かぁ……」こんなにゆっくりと月を眺めるなんて、ものすごく久しぶりかも知れない。最近、忙し過ぎたし。心の余裕がなかったと思う。その時、ドアをノックする音が聞こえた。「はい、どうぞ」返事をすると、外科の坂井先生が入ってきた。「どう? 痛みは?」「坂井先生」慌てて起き上がる。「ゆっくりでいいよ。無理しないで」「いえ。大丈夫です。今日はいろいろすみませんでした。ありがとうございました。まだ少し痛みますけど、でも、もう大丈夫です」「本当に?」「……は、はい。本当です」「まあ、それなら……良かった。明日退院しても構わないけど、絶対に無理はしないこと。しばらくは痛みも出ると思うし、手も少し縫ってるんだから、いいね」
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4 月の綺麗な夜

「そうですよね。わかりました、無理しないように気をつけます」 諭すように話す坂井先生に向かってうなづいた。 先生は、本当に冷静でクールで大人だ。 ダンディな雰囲気を醸し出してて、見た目はお医者さんじゃなくモデルさんみたいだ。 そういえば、以前、看護師さんからの人気がダントツ1位だって聞いたことがある。 結婚したい先生No.1だって。 確か……イケメンで、医師としての腕が良くて、経済力があるっていう理由だったと思う。 でも、今は瑞がいるからどうだろう? 2人ともタイプが違うけど相当なイケメンだから、人気は分かれるかも知れない。 瑞は、告白とかされたりしないのかな? この病院には、美人や可愛い人が多いから。 もちろん、小川先生もそうだし。 私、瑞とは恋人同士でもないのに、そんなことを気にして…… 「そういえば、内科の菅原先生とは幼なじみなんだってね。ちょっと小耳に挟んだから」 坂井先生が、何気ない感じで聞いた。 「あ……はい。菅原先生とは地元が一緒で……あ、地元、鎌倉なんです。家がすぐ近所だったんで、子どもの頃からずっと仲良しでした」 再会するまでは、ちょっとブランクはあったけど…… 「そうなんだね。実は、彼は僕の大学の後輩なんだ。菅原先生はとても優秀だったからね。それに、あのカッコいい見た目だから、かなり目立ってたよ。途中、ダイエットしたのかな? ずいぶん痩せたよね。友人から聞いたら、彼が痩せてからの女子のアプローチは凄かったみたいだよ」 やっぱりそうなんだ、あのルックスでモテないはずないもん。 でも…… じゃあ、瑞はそんなアプローチを断ってまで、私のことを想ってくれてたってこと?途端に胸がキューっと熱くなる。
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5 月の綺麗な夜

「同じ大学だったなんて全然知りませんでした。瑞……あ、菅原先生は、本当に昔からびっくりするくらい頭が良くて、私、いつも勉強を教わってました。おかげで塾にいかなくて済んだので、ものすごく感謝してるんです」その瞬間、先生の顔が少し曇った気がした。「ずっと……彼と一緒だったんだね。幼なじみって聞いて、何だか複雑な気持ちになったよ。そっか、ずっと勉強……をね」坂井先生の顔が強ばる。「先生……?どうかされましたか?」「僕は、彼みたいに優秀じゃなかったからね。毎日毎日、それこそ彼女も作らず、ひたすら勉強に打ち込んだ。おかげで、人を好きになる方法を忘れてしまってね。付き合っても、結局、相手を好きになれずに別れる……そんな感じだった」「えっ……」「もしかして、一生1人でいるのかも知れないって……。このままパートナーを見つけることができなくて、1人で死んでいくのかと……」「そ、そんな……」「でもね、ようやく本気で好きだと思える人に出会ったんだよ」「えっ、そ、そうなんですか?」坂井先生は、どうしてそんな大事な話をいきなり私にするのだろう。 「ああ。その人はね……この病院に、時々来ては花を飾ってくれてるんだ。いつも可愛い笑顔で僕に笑いかけてくれて。その笑顔が、狂おしい程に素敵でね」えっ……ちょっと待って……それって……「あ、あの……」ベッドにゆっくりと近づく先生。私は、思わず、座りながらも少し後ずさりした。「怖がらないで……大丈夫だよ。ほら、見て……窓から見える月。綺麗だと思わない? 僕はね、この部屋から見える、この月が1番好きなんだ」そう言って先生は、窓の外に視線をやった。「君にも見せてあげたくてね。この部屋に入ってもらったんだよ。もう、この先、こんなチャンスは二度とないと思うから……。だから、ここでちゃんと言わせて」先生は、さらに私のすぐ近くまで距離を縮めた。そして……ゆっくりとベッドに腰を下ろした。
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6 月の綺麗な夜

「先生……私……」あまりに突然で何が何だかわからない。いつも素敵な笑顔で挨拶してくれてた坂井先生を、初めて、怖いと思った。「……僕の好きな人はね、愛莉ちゃん、君だよ。初めて会った時から……ずっと好きだった。気づいてなかったかも知れないけど、僕はね、いつも君を見てたんだよ。僕の30年間の人生で、本気で好きになった人は君だけなんだ。だから、僕と付き合ってもらえないかな? 絶対に不幸にはさせないから」次の瞬間、坂井先生は私を抱きしめた。「嫌っ! 離して下さい」体全部が、先生のその行動を拒否した。私は、怪我をしていない方の手で先生の肩を押した。思いっきり押したつもりだけど、それでも、そんなのは何の力にもならなくて……すぐ目の前に坂井先生の顔が迫り、私に何かを訴えかけるような表情をした。怖くて、体が硬直する。そして……先生は、私に躊躇なくキスしようとした。「止めて下さい! 先生、嫌っ!」必死に抵抗して、先生の頬を少しだけ引っ掻いてしまった。その時だ――電話の呼び出し音が部屋中に鳴り響いた。先生は我に返って、慌てて胸から携帯を取り出した。「はい……わかった、すぐ行く」小刻みに震える私に対して、「怖がらないで。僕は愛莉ちゃんのこと、諦めないから。僕は、君以外は愛せないんだ。あの月のように、とても綺麗に輝く君を……ずっと……見てる」そう言って、急いで部屋から飛び出していった。一切、後ろを振り向かずに。緊急の要件だったんだろう。とても不謹慎だけど、良かった……と思ってしまった。もしあの電話がなかったら、私、坂井先生にキスされてたかも知れない。
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7 月の綺麗な夜

でも、こんなこと瑞には言えない。この病院に来て、先生同士仲良くして頑張ろうって思ってる人には……言っちゃいけないよね。もし言ってしまったら――優しい瑞はきっと坂井先生を許さないと思う。私のせいで瑞がこの病院をやめることにでもなったら……そんなの、絶対に嫌だよ。瑞には気持ちよく病院で働いて、医療に力を入れてもらいたい。先生達がもめたりしたら、いろいろ集中できなくなるかも知れない。だけど……これから先、坂井先生に会うのはやっぱり怖い。退院したら、今日みたいなことはもうないだろうけど、仕事で会う度につらくなりそうで……坂井先生は、お母さんを思って一生懸命勉強してお医者さんになった。今までずっと真摯に医療と向き合ってきたはずだし、たくさんの患者さんを助けてきた立派な人。きっと悪い人じゃないって思うけど……この前花を買いにきた優しい先生と、今日の先生が同一人物だとは思えない。さっきの先生は……まるで何かに支配され、操られてるみたいな……そんな印象を受けてしまった。やだ……まだ、手の震えが止まらない。私、どうすればいいの?坂井先生の想いには……絶対に答えられないのに。もう二度と会わなければ、それで済むのかな……
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