บททั้งหมดของ 白い恋の結晶~キミへと続く足跡: บทที่ 91 - บทที่ 100

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第91話

いけない……。今はチラシを配ることに集中しないといけないのに、柊にばかり目が行ってしまう……。早くこれを配り終わって、柊に告白したいのに……。姫の衣装を着ている間に……。劇が終わってしまう前に。あ、でも……。劇の前に、もしフラれたりしたら?ふたりが気まずくて、王子と姫の役をうまく演じられないかもしれない。せっかく、放課後毎日残って練習したのに、それはクラスメイトに申し訳ないし……。だけど、今日告白をしないと、またずっと先延ばしになりそうだし……。ああ、もう!!どうしよう!!「おい!!」バシっ!!またハルに頭を叩かれ、あたしはウィッグを押さえる。「執事が姫を殴るなんて、あってはならないことなのに」あたしが口を尖らせると、ハルは大きく手を振り上げチラシをふり下ろそうとする。あたしが笑ってそれを避ける真似をすると、ハルも吹き出してふたりで声を出して笑った。「なに? 緊張してんの?」ハルに聞かれ、あたしは「え?」と眉を上げる。「いや、ほら。なんかさっきから落ち着かない様子だから」「ああ……。また違う緊張だよ」あたしが苦笑いすると、ハルはグッと眉間にシワを寄せた。「一大決心。ちょっとマキに背中を押されてね」「……え。まさか」ハルの瞳が、微かに震える。とても切ない眼差しで、あたしを見てくる。「わかってる。失敗するかもしれないもんね」「違う!!」「……え?」「違う……。そういう意味じゃない」
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第92話

ハルの切ない表情、あたしがフラれるかもしれないから心配だって意味じゃないの?柊のあたしに対する対応を見ていたら、誰だってこの恋が実るとは思わないと思うし……。ハルは眉を寄せながら、目を泳がせている。さっきのあたしのように、落ち着かない様子でソワソワと。「いいよ」「……え? なにが?」あたしが聞き返すと、ハルはウザったそうに深く息を吐いた。「篠原が思った通りに行動すればいいってこと!! 俺はもう覚悟してるから」「……覚悟? あたしがフラれるかもしれないっていう覚悟?」「ちっがう!! そうじゃなくて!!」ムキになって大声を出すハルに、あたしは意味がわからなくて頭を傾げる。するとハルは悔しそうに頭をガシガシかいて、せっかく執事用に髪をセットしていたのにぐちゃぐちゃになっていた。「はぁ……。潮時かな」ハルがボソリと言った。……潮時?なにを言っているのかわからなくて、目元に力が入ってしまう。ハルが、廊下に伏せていたる目を、ゆっくりあたしの目に合わせて来た。今にも泣き出しそうな、瞳。何かを言いたそうで、だけどグッとこらえている感じ。辛そうに見えるけど、なにをそんなに我慢してるの?いつも明るくて天真爛漫なハルなのに、珍しく暗い表情になっていたので、少し戸惑った。チラシを全て配り終わり、あたしはすぐに柊の姿を探して走った。ドレスを着ているのと、廊下が混雑しているのとでなかなか進むことが出来ない。グズグズしてたら、劇の時間が来てしまう。決心が鈍らないうちに早く告白しなきゃ!!あたしはドレスの前の裾を、走りやすいように少し持ち上げる。あたしがキョロキョロしながら走ると、みんなが何事かと見てきた。派手な衣装の姫が急いでいるんだから、気になるのも仕方ない。「……っ!?」人ごみを抜けて人気のない廊下を曲がろうとした、その時。誰もいない廊下で向かい合う男女がいて、あたしは咄嗟に廊下の壁に体を隠した。急なことに驚いて、心臓が有り得ないくらい高鳴る。この廊下があまりにも静か過ぎて、心臓の音までも聞こえてしまうんじゃないかと、グッと心臓を押さえた。……柊。こんなところで何してるの?
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第93話

息も震えてきて、今度は口を押さえる。チラリと自分の足元を見ると、あたしの体は壁にきちんと隠れているけど、ボリュームのある裾は壁から少し出ていて慌てて裾を引っ張った。息を殺して、ふたりの会話に耳を傾ける。「……くん」声が小さくてよく聞こえない。「あの……ずっ……好きだったん……」全て聞こえなくても、なにを言っているのかわかる……。先を越された……。声だけでは女子が誰なのかわからないけれど、柊に告白していることは確かだ。さっきまで激しく高鳴っていた心臓が、徐々にシュンと萎れてくる。肩もガクリと落ちて、ため息まで出た。柊の返事がどうかはわからなかった。だけど、ちょうどタイミングよく告白のシーンに出くわすなんて……。“文化祭は恋が実るイベントでもあるんだからね”マキの言葉が頭を過ぎった。……うん。わかってる。お祭り気分で気持ちが高ぶってる時は、誰だってそうだよ。実際、あたしも姫の衣装と文化祭というイベントの力を借りようとしたし。みんな考えることは同じ。きっと、柊だって同じかもしれない。柊は簡単に誰とでも付き合うような人ではないけど、もし今告白してる女子が、柊の好きな人だったら?少しでもいいなと思ってる人だったら?それなら、柊はOKすると思う。いっそ、潔くフラれていたほうがまだマシだ。フラれるより辛いかもしれない……。ガシッ!!「……ッ!?」突然誰かに手首を掴まれ、あたしは驚いて息を飲んで目を丸くした。「ハ、ハル!!」思わず声を出してしまい、ハッとして口を押さえる。あたしが壁の向こう側のふたりのことが気になり少し壁から覗き見ると、ハルはグイっとあたしの腕を引いて歩き出した。あたしは前のめりになりながら、必死にハルについていく。
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第94話

「ちょ!! ハル!! なに!?」「…………」あたしが力を入れて抵抗しようとしても、ハルの力にはかなわなくてグイグイ引っ張られる。「痛いよ!! ハル!!」「…………」「ちょ!! ねぇ!! ハルってば!!」あたしが大声を上げ続けると、ハルは突然あたしの腕を乱暴に離し、あたしの体を自分の前に来るようにした。あたしはこれみよがしに手首を摩る。ハルは怒っているようにも見えて、今にも泣き出しそうにも見える。「いつまでそんなに辛い思いするつもり?」「……え?」あたし達の横を、たくさんの人が通り過ぎていく。あたし達の方をチラチラ見ながら。「もう、やめた方がいいって」……ハル?「俺、泣きそうな篠原見てると、ここが痛くなるんだよ」ハルが右手で拳を作り、自分の左胸をトントンと叩く。「もっと周り見てみろって。楽な恋はたくさんあるって」「……楽な、恋?」「そうだよ! 楽な恋!! いつ振り向いてくれるかもわからないヤツをずっと追いかけるより、少し周りに目を向けたら、篠原を好きなヤツはいるんだから!! ソイツと付き合ったほうが楽に決まってるだろ」ハルは真剣に言っているのに、あたしは笑ってしまった。「あたしを好きな人? そんな人いるわけないじゃん」鼻で笑うようにあたしが言うと、ハルは少しムッとして眉間にシワを寄せた。「いる!!」ハルの声があまりにも大きくて、あたしは驚いて肩を上げた。あたし達の横を通り過ぎる人たちの視線が、一段と集まる。ハルの視線が、あたしの目を捕らえて離さない。あたしも、目が逸らせなかった。「いるよ」「…………」「篠原が気づいてないだけで、近くにいる」さっきとは違い、静かな落ち着きのある声。だけど、その言葉ははっきりとしていてとても力強かった。今日のハルはなんか少しおかしい。
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第95話

執事の格好をしているから?堅苦しくも見えるし、なんだか、普段よりストレートな発言が多い気がする……。だけど、あたしにはどれも意味がわからない……。ハルが、なにを言いたいのか。あたしに求めているものがあるのか。その寂しそうな瞳の奥に、どんな気持ちが隠されているのか……。わからないよ……。ピンポンパンポーン。『2年5組の皆さんは、体育館に集合してください』今からハルにきちんと表情のわけを聞こうと思ったのに、劇の集合がかかり、あたし達はお互いに目を逸らした。ハルもあたしも、何故だかぎこちなく、髪を触る。聞きたいことはたくさんあったけど、一旦中断。劇が終わったら、聞いてみよう。本番直前。体育館裏に集合して、最終確認が始まった。こうやって衣装を着たクラスメイトがたくさん集まると、どこかの劇団みたいだ。セリフは全て頭に入れた。動きもイメトレも完璧だ。あとは、緊張でセリフをど忘れしたり、噛んだりしないようにするだけ。あたしは、隣にいるマキと微笑んで目を合わせ、ただ無言で頷きあった。こうやって言葉はなくても分かり合える親友がいるのは、とても心強くあたしに勇気をくれる。さっきの、柊が告白されているシーンが頭を過る。だけど、あたしをブンブンと頭を振って振り払った。ダメダメ!!今は劇に集中しなきゃ!!劇が終わったら、この衣装のまま、あたしも柊に告白をしに行くんだ。あの子にどんな返事をしたのかわからない。既にあの子と付き合うことになったかもしれない。それでもいい。気持ちを伝えないと、ただ後悔だけが残るから……。
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第96話

ブーーーーーーーー。劇開始のブザーが低く鳴り響いた。放送部員による劇の紹介のあと、ステージに証明が付き、劇がスタート。のどかな街の市場の様子が、クラスメイトによって表現された。ダンボールで作られた小物も、美術部員の手にかかれば客席から見ると本当にそれっぽく見える。衣装も演劇部のおかげで本格的だし、他のクラスの催し物に比べて少し上を行っているような気がした。街の中を、王子を乗せた馬車が駆け抜け、場面は姫のいる城に変わる。あたしはドレスの裾を少し持ち上げて、舞台袖で待機をする。「これはこれはキュソン王子。お待ちしておりました」城に着き馬車から降りた王子を迎えたのは、ハルの演じる執事だ。ハルは胸元に手を当て、深くお辞儀をした。「姫は今どちらに」王子が執事に聞く。「姫はお部屋でお待ちでございます。こちらです」ハルが城の奥へと案内し、背景の絵が姫の待つ部屋へと変わる。大きなシャンデリアが天井から下がる、とても広い部屋だ。「キュソン王子!!」あたしは王子の名前を呼びながら、舞台袖から走り出た。その瞬間、客席から声援が上がる。「姫!! ようやく会えた。この日をどれだけ待ちわびていたか」「私もですわ、キュソン王子。さぁこちらへ、さっそくお食事にしましょう」「あ、待って」長旅で疲れたであろう王子におもてなしの食事をスタートさせようとすると、突然手を掴まれて王子に止められた。姫は王子が掴む手首を見下ろす。「もう少しだけ、ふたりっきりでいたいのですが……」ドキンッ……!!ただのセリフなのに、本気でドキリとしてしまう。目の前の王子が、本当にかっこよすぎて。「ええ。実は私も、このままふたりっきりでいられたらいいのなって……永遠に」そう言って、姫はハニカミながら俯く。国が違う為久しぶりに会うことのできたひたり。一緒にいられる時間はごくわずか。婚約はしているけれど、なかなか結婚をすることが出来ない。愛しているのに、国境が邪魔をするんだ。
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第97話

姫と王子は幸せなひとときを過ごし、またすぐに別れの時間がやってきた。姫も王子も、遠くに離れていながらも心はいつも近くにあった。姫と王子はいつでもふたりでひとつなのだと、心に強く刻んでいたんだ。それなのに……。国同士が争うことになってしまった。当然、婚約も破棄だ。幸せだった日々が、この戦争によってぶち壊された。国は荒れ、人々も死に、飢えに苦しむ国民で街が溢れた。姫も、王子と会えずに苦しみ、部屋に閉じこもってしまう。食事もろくに口にせず、当時流行っていた病にかかってしまった。余命もわずか。意識もうつろになり、息も細くなっていく。城の皆は、もう姫の命は長くないと、諦めていた。姫を囲うように城の皆が集まり、目を覚まさない姫を見て涙を流す。そんなある日……。なんとキュソン王子が、たったひとりで、敵地である姫の国にやってきた。死を覚悟して。姫の城に到着すると、当然のごとく、王子への攻撃が始まる。だけど、王子は何としてでも姫のもとまで生きて辿り着くんだと、傷だらけになりながらも、前へ前へと進んだ。そして……。ようやく、姫の眠る部屋へ……。足に力の入らない王子が、姫のベットへと近づく。目を開けない姫を見て、王子は大きく声を上げながら涙を流した。「……どうして。どうして私たちがこのような目に……。申し訳ない、姫。あなたを守ってあげることが出来なかった……」王子が膝をつき、姫の手をギュッと握る。「姫……。お願いです。目を開けてください。また以前のように、私を見て美しく微笑んでください」「…………」姫の反応はない。「死んではなりません。私はここです、姫!! お願いだから目を……」そこでナレーションが流れ、劇は終へと進む。「最後まで結ばれるのことの出来なかった王子と姫」証明が少しずつ落ちていき薄暗くなると、王子とのキスのシーン。キスの真似だけだ。
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第98話

「目を覚まさない姫へ、王子は優しく口づけをしました」柊の顔がゆっくりゆっくり近づいてくる。これで劇は終わり。と、思っていたら...。柊の唇が、本当にあたしの唇に触れたんだ。あたしはずっと目を閉じていなきゃいけないのに、思わずグッと目を開けてしまう。証明は完全に消え……。「姫は、王子とキスをしたあと、静かに息を引き取りました」最後のナレーションで、劇は幕を閉じた。ちょ……。え……!?なに……!?今、キス、した!?え!?なんで!?フリだけでいいのに……。暗くて、距離感がつかめなかった!?どうせ客席からはよく見えないんだから、そんなに唇を近づける必要はなかったのに……。キス……。あたし、柊と、今、キス、しちゃった……?証明がパッとつき、客席から拍手が起こる。クラスメイトたちは舞台の前に移動して、みんなで手をつなぎ頭を下げて挨拶をする。だけどあたしはひとり、唇を触ったまま、放心状態だった。柊をチラリと盗み見ても、彼は何事もなかったかのようにクラスメイトと劇の成功を喜び合っていた。キスは、あたしの勘違いだったんじゃないかって思うくらい、柊は普通だ。よかった、証明が落ちてて。誰にも見られてなかったのが、唯一の救いだ。だけど、これからどうしよう……。どう、柊と接したらいい?告白、しようにもできなくなっちゃったじゃん……。柊のバカ……。さっきのキスの意味はなに?ただの事故……?
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第99話

「ユキ!! ねぇ、雪羽ってば!!」文化祭が終わって約2週間。あのキス事件以来、あたしの魂はどこか遠くに飛んで行ってしまい、ボーッとすることが増えた気がする。今も、マキと教室でお弁当を食べ終わり大きなため息をついた時に、マキに頭を叩かれ、一気に意識が戻ってきた。「あ……ごめん。何か話してたっけ?」あたしが顔を歪めながら聞くと、マキは呆れたように頭を横に振って大きく息を吐いた。「別に何も話してなかったけど、あんた最近本当にどうしたの? 毎日毎日ボーッとしてさ」「……あ、うん……」舞台の上でのキスの事件のことは、まだ誰にも言っていない。マキが何も言ってこないってことは、あれは誰にも見えてなかったんだと思う。それがよかったのか悪かったのか……。親友にでさえも、どう相談したらいいのか、わからないんだ。ひとりで解決できるほど器用じゃないって、自分が一番よく知ってるのに……。「あのさ、マキ……」「ん?」「話があるの……自分ひとりで今まで考えてきたけど、やっぱりどうしたらいいのかわからなくて……」あたしが小さな声で言うと、マキはため息交じりに頷いて微笑んだ。あたしは、教室では話しづらいとマキに言い、人気のない屋上前の階段に移動した。昼休みなのに、この場所は本当に静かだ。階段にふたりで腰掛け、あたしは豪快にため息をつく。「なになに? 最近本当にため息ばっかり」「……うん。一大事だよ」「は? 一大事?」マキが顔を前につき出して眉を寄せる。「文化祭で、ちょっとね……」「え? まさか、古賀くんと喧嘩でもしたの?」「そうじゃないよ。喧嘩のほうがまだいいかもしれない」あたしが言うと、マキは益々意味がわからないといったように眉間のシワを深くした。「なんかあったんだろうなとは薄々思ってたけど、やっぱり何かあったんだ。最近、あんまり古賀くんと話してないでしょ?」「……うん。さすがに、話しづらい」
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第100話

あたしはマキに苦笑して、文化祭であったことを全て話した。マキの目がキョトンと丸くなっている。「それ、マジで?」あたしは、膝を抱いて無言で頷く。「劇でのキスは別に本当にしなくてよかったんだよ? しかも照明も落ちてるから、顔さえあまり近づけなくてもいいくらいだったのに」「うん……。だからあたしも、驚いちゃってさ」あたしが肩をすくめて言うと、マキは顎に手を当て、まるで探偵のように推理をし始めた。「照明が落ちていく中、古賀くんは雪羽に本当にキスしてきた」「…………」推理と言っても、それ以上のことは言葉にしなかったのだけれど。「それって、完全に好きって意味なんじゃないの?」出た答えが、これだ。それは……自惚れかもしれないけれど、あたしも思った。誰も見ていないところで、だけど、みんなの前でのキスだ。もしかしたら、誰かに見られるかもしれない状況で。嫌いな相手に、そんな危険なことはしないでしょ? 誰かに見られていたら、速攻噂が学年中に広まるかもしれない。そんな中、キス、されたんだ。誰だって期待する。だけど、あのキス以来、柊はあたしに話しかけて来ない。それどころか、目すら合わないんだ。それはあたしが気まずくて自分がしているからかもしれないけど、それにしても合わないんだ。あのキスの意味はなんだったのか……。気になるけど……聞けない。「雪羽……。あたし、あんた見てて本当に辛いよ」「…………」「古賀くんの気持ちも全くわからないまま片想いする親友見るの、マジで辛い」マキ……。「ほら、普通の恋と、少し違うでしょ? 雪羽達の場合。辛い過去があるから、その分、余計に辛い……」マキの言葉に、あたしは力なく微笑んだ。「今がずっと続くとは限らないんだよ? それは雪羽が一番よく知ってるでしょ?」「……うん」「古賀くんに直接キスの意味を聞いて、もしかしたらそれを後悔するかもしれないけど、あたしは、ずっとこのままでいいとは思わない」「うん……わかってる……」「聞いてみなよ、古賀くんに」マキの声が、静かな廊下にこだまする。
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