บททั้งหมดของ 白い恋の結晶~キミへと続く足跡: บทที่ 111 - บทที่ 120

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第111話

どのくらい、ひとりで泣いていただろう……。冬の空はいつでも薄暗く灰色だから、時間の感覚がわからない。黒板の上の時計を見ると、もう6時前を指していた。30分くらいはこうしていたんだ……。なにを考えるわけでもないのに……。日誌、職員室前の廊下に落としたままだ……。誰か気づいて先生に渡してくれますように。泣いた瞼が重たい。変な気だるさで眠気も襲って来るし……。帰ろう……。帰って寝て、明日を待とう。もしかしたら、これは夢かもしれない。転校なんて嘘かもしれない。こうやって教室でボーッとしている間に見た、ただの夢。そう信じたい……。誰もいな寒い廊下をトボトボ歩き、靴箱まで向かった。赤いマフラーに顔を埋め、背中を丸くする。窓の向こうから聞こえるヒューヒューと鳴く、悲しい風の音。この音を聞くだけで、身震いしてしまう。乾いた冷たい空気のせいで、歩いて目に風が当たるたびに、涙がジワリと浮かぶ。早く帰ろうと小走りで靴箱の廊下の角を曲がろうとした、その時。あたしはハっと息を飲んで、咄嗟に廊下の壁に体を隠した。靴箱の前に、ハルと柊が向き合って立っていたんだ。ハルと柊……?こんなところで何してるの?とっくに帰ってたんじゃなかったの?柊は先生と職員室で話していたとして、ハルはHR終わったらすぐに教室を出て行ってたじゃん。それなのに、なんで?あたしは静かな廊下にあたしの呼吸が響かないように、グッと、赤いマフラーの中に口を埋めた。ふたりの話し声が、小さく聞こえてくる。「最近、篠原とちゃんと話ししてる?」ハルが柊に聞く。「え、なんで?」柊が、少し笑いながら聞き返していた。「いや……別に、なんて言うか、篠原のわざとらしい態度見てるとさ、こっちが辛くなるっていうか……」……ハル。「そう? 別に普通じゃない?」柊がサラリと軽く答えると、ハルの「は?」とういう驚いた声が聞こえてきた。
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第112話

「おまえには、あれが普通に見えるの?」「特に変わった様子はないけど?」柊のあまりにも軽い答え方に、胸が軋んだ。特に変わった様子に見えないのはいいことなのかもしれないけど、それだけ、あたしのことを考えてないってことだよね……?「おまえ、篠原の気持ち知ってるんだろ?」「…………」「それなのに、おまえには普通に見えるんだな」ハルの声が、どんどん荒々しくなっていく。どうしよう……。これ以上ここで会話を聞いていても、ただ傷つくだけ……。だけど、ふたりが靴箱にいるせいでどこにもいけないし……。「聞いてないよ」「……は?」ハルの、キレた引く声。「俺は、雪羽から気持ちなんか聞いてない」ズキン……。心臓を、握りつぶされた感覚になった。「わかんだろ? それでも」こんなに低いハルの声を聞いたのは、初めてかもしれない。「見てればわかんだろが!! 篠原はおまえが好きなんだよ!! 昔も今も!! なんでそれを見て見ぬフリができんだよ!!」ドンっ!!鈍い音がしたから少しだけ顔を壁から出して見ると、ハルが柊の胸ぐらを掴んで靴箱に柊の体を押し当てていた。……ハル。「俺、体育祭ん時言ったよな? あいつを好きな者同士同じ仲間として堂々と一緒に闘おうって」……え?好き……?ハルが? あたしを?体育祭の時、妙に仲がいいなって不思議に思ってたけど……。ハルが、あたしを好きだって……?「がっかりだよ!! おまえみたいな最低なヤツと闘おうなんて思った自分にがっかりだよ!!」また、ドンっと鈍い音が聞こえる。柊の背中が何度も何度も靴箱に当たる音だろう。「ふざけんなよ……」ハルの声が、段々涙声で震えてきた。「篠原の気持ちも考えてやれよ。ずっとおまえのこと待ってたんだぞ? あの桜の木の下で、篠原はどんな気持ちでおまえのことをずっと待ってたと思う?」「…………」「いつも泣きそうな顔で木を見上げて、それでも俺を見るときには無理に笑顔を作るんだ」ハルの言葉に、ジワリと涙が浮かんできた。
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第113話

「俺なら、篠原にあんな顔をさせないのにって、悔しくて悔しくて……」「…………」クっと、涙をこらえる、ハルの声……。「おい!! 黙ってないで何とか言えよ!!」「…………」「喧嘩売ってんのかよ!! なんで何にも答えねぇんだよ!! 本気で殴るぞ!!」「殴れよ」「……は?」「殴りたいんだろ? 殴れよ。それでおまえの気が済むんだろ? 俺はおまえに何を言われようと、気持ちは変わんねぇよ。ほら、早く殴れ……」バキッ……ッ!!痛々しい音のあとに、ガタガタと崩れ落ちるような音が聞こえ、あたしはサッと壁から出た。怒りで、激しく肩で息をしているハル。その前には、顔を歪めて口元を押さえ、コンクリートの上に倒れる柊の姿があった。ふたりは突然のあたしの登場に、とても驚いている様子だった。「篠原……」ハルの目が丸くなる。あたしはハルと柊を交互に見て、唇を噛む。柊が、手の甲で口元を拭いゆっくり立ち上がった。口の端が切れて、少し血が滲んでいる。「柊……大丈夫?」柊があまりにも痛そうに口元を押さえていたので、心配で彼に近づこうとすると、サッとハルの手が伸びてきて、あたしの腕を掴んで止めた。驚いて、あたしはハルを見る。……ハル?さっき、ハルの気持ちを聞いてしまったから、この手を、どうしたらいいのか、わからない……。「フン……」ハルがあたしを止めたのを見て、柊が小さく鼻で笑った。「お似合いだよ、おまえら」唇に痛みが走るのか、少し口元を引きつらせながら口角を引いている。「雪羽。この前も言ったけど、俺ら、もう終わってんだよ。だから、俺に期待されても困る」また、心が軋んだ……。「おまえら、そのまま付き合えよ。そしたら、俺も肩の荷が下りるから」そう言って、柊が優しく微笑んだ。肩の荷が下りる……?
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第114話

負担、だったんだ……。あたしが柊を好きでい続けたこと。そんな風に思ってたんだ……。酷いよ……。酷すぎる……。柊に優しくされて、その度に期待してたあたしも悪いよ?素直に気持ちも伝えられないのに、変な期待だけ持って……。だけど……。ずっと待ち続けた人に対して、それはない……。柊がそんな人だなんて、思わなかった……。あたしは溢れる涙を抑える為に、グッと唇を噛み締めて柊を睨みつけた。眉間に力を入れていないと、すぐに頬に涙が転がってしまう。呼吸も段々荒くなって来て、あたしはハルの手を振り払い、急いで靴を履き替えてその場を走り去った。最低。柊の最低な心を見てしまった。初めてだよ。柊のことを知ってから、彼にこんなに醜い心があるんだって知らなかった。好きだっていう気持ちだけで、彼のことを美化しすぎていたのかもしれない。降り続く雪が、足早に歩くあたしの顔に刺さる。風が強くて、耳も鼻も凍ってしまいそう。だけど、あたしは逃げるように無心に早歩きをした。このまま歩き続けて、この辛い心まで凍らせてほしい。心臓が痛まないように、ガチガチに傷ついた心を凍らせてください。「篠原!!」涙を流しながらズンズン大股で早歩きをしていると、後ろから大きな声であたしの名前を呼ぶハルが近づいてきた。タッタッタッタっと、走る音も聞こえる。だけどあたしは立ち止まらなかった。「篠原、待てって!!」どんどん近づいてくる声。「おい!! 篠原!!」間近でハルの声が聞こえ、ガシっと、強く手首を掴まれ歩みを無理やり止められた。あたしは泣き顔を見られないように、必死に顔を背け続ける。「なんで追いかけて来んのよ!! ほっといてよ!!」泣きながらの声はうまく出せず、ガラガラの声になってしまった。「今はひとりになりたいのに!!」あたしはハルに顔を背けながら、力強くハルの手を振り払おうとした。その時……。「雪羽!!」
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第115話

初めてハルに名前で呼ばれ、あたしは驚いて思わずひどい泣き顔で振り返ってしまった。眉間にシワを寄せると、余計にボロボロ頬に涙が転がってしまう。あたしは唇をグッと噛み締め、これ以上人の前で泣かないように奥歯を食いしばる。「何でだよ……」「…………」「何で、そんな顔すんだよ……」苦しく唸るような、ハルの声。「どうしていつも、古賀のことで苦しむんだよ」あたしの泣き顔を見るハルの表情が、とても悔しそうだ。「どうしてそんな想いまでしてアイツが好きなんだよ」「そんなの、ハルには関係な……」「関係あるよ!!」ハルが突然大声を出したので、あたしはグっと目を丸くして驚いた。興奮したハルの口から、大量に白い息が出ている。あたしの口から出た弱々しい白い息と、ハルの口から出る激しい白い息がぶつかり合い、途中でフワリと消える。目の前には、チラチラと雪がチラつく。ハルの大声のせいで、キンと耳鳴りがした。ハルは怒りをぶつけるところがなく、乱暴に後頭部をかいていた。一瞬ボサボサになった髪が、重力で次第に元に戻っていく。「関係、あるよ……」二度目の声は、とても静かで優しかった。「関係大アリだよ」キッと、あたしを睨むように見るハル。「関係って……なんの?」あたしが困ったように笑いながら言うと、ハルはムッとした表情で少し前に出てきた。「好きなんだよ!!」「…………」あたしは、ポカンと口を開けるさっき、靴箱での会話が蘇る。あまりのショックな出来事に、忘れてた……。「好きなんだよ、篠原のことが!! ずっと好きだったんだよ!!」どう……返事をしたらいい?ハルが、あたしを好きって……。直接言われると、どうしたらいいのか、わからない……。ずっと、友達だったから……。ハルのことを、そういうふうには、見たことがなかったから……。「……ご、ごめん」ハルの目を見ることが出来なかった。足元に視線を落とすと、あたし達の足跡がたくさん出来ていた。
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第116話

「ごめん、ハル……。あたしにとってハルは、大切な友達だよ」「…………」「……ごめん」ゆっくりと、ハルを見上げる。ハルはとても真剣に、だけど、どこか泣きそうな表情であたしを見ていた。寒さのせいで鼻の頭が赤くなっていて、雨に打たれた子犬のような眼差しだ。「そんなに古賀が好き?」ハルに聞かれて、眉間がピクリと動く。「古賀のどこがそんなにいいの?」柊の、どこが好きかって……?「そんなに泣いてまで想い続けるほど、アイツっていい男か?」あたしはまた雪で覆われたアスファルトに視線を落とした。……正直、わからなくなった。柊がどんな人だったかも思い出せないくらい、さっきのことがショックだった。冷たい言葉で、あたしが好きだった柊とは違ったんだ。あんなのは柊じゃない。本心じゃないと思いたいよ。”肩の荷がおりた“柊の言葉が頭を過るたびに、激しく頭を振って振り払いたくなる。まだ、柊のことが好き……?……わからない。わからないけど、当分、会いたくない。顔も見たくない。声だって聞きたくない。ここまで思ってしまうってことは、もう、好きじゃないってことなのかな……。あたし、もう柊のこと嫌いなの……?ねぇ。誰か教えてよ。「ごめん、意地悪な質問して……」ハルが悲しく微笑んだ。俯く目元が、陰になって表情がよく見えない。だけど、声が少し、涙で詰まっているように感じた。「ごめん、忘れて?」「……ハル」ハルがグッと唇を噛んだ。「だけど……」ハルはそこで言葉を区切ると、奥歯を噛み締めながらあたしを見た。瞳が潤んでいる。「俺が告ったことだけは、忘れないで。俺、本気だから」……ハル。「俺、今振られたなんて思ってないから」「…………」「また、いつか返事を聞くつもりだから」ハルの目は、あたしを捕らえて動かなかった。あたしも、逸らすことが出来ない。ハルはしばらくあたしの目を真剣に見たあと、スっと、あたしの横をすり抜けて走って去って行った。ハルが走るたびに、雪が潰れる音が響く。ひとり残されたあたしは、おでこを押さえてため息をつく。どうしてこんなことになるんだろう。なにひとつ、うまくいかない。問題は次々に発生していくのに、その解決策は何もなかった……。
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第117話

せっかく夏休みにバイトをしてお金を貯めたのに、柊の誕生日にプレゼントを買うことが出来なかった。何のためにバイトしたんだか……。バレンタインも、あげれなかった。準備をしようという気にもなれなかった。ハルには、マキと一緒に選んだチョコをあげた。喜んでくれたけど、どこか少し悲しげだった。柊ともハルとも、少しあいてしまった距離。その距離をどう埋めたらいいのかわからなくて、更にふたりが遠くなっていく。このまま早く時が過ぎればいいと思うけど、来年もこのクラスだ。柊は転校するけど、ハルとはまた同じクラス。気まずさがずっと続けば、もう来年からは友達として接することが出来ないかもしれない……。ハル……。返事を聞くつもりって……。あたし、柊を諦めても、ハルの気持ちに応えることはできないよ……。だって、ハルはあたしにとって友達なんだもん。大切な友達。そういう風には、やっぱり見れないよ……。ウジウジ悩むのは、あたしの特技だ。雪もどんどん降り積もり、3月……。3年生は卒業し、あたし達在校生は修了式を待つだけとなった。こんなに時間が過ぎても、あたしは未だに、立ち止まったまま。マキがどんなに心配してくれても、行動を起こせるだけの気力が、あたしにはなかったんだ……。自然とハルのことも避けるようになり、殆ど会話しなくなった。というか、できなくなった。目を合わせたら、ハルがあたしに返事を聞いてきそうで。もう答えはわかってるんだから、聞くまでもないでしょ?返事を聞かれてまたあたしがフッたら、ハルは傷つくだけじゃん。あたし、ハルが辛そうな表情するのは見たくないんだよ。一度、『ごめん』と伝えてる。それ以上の返事は、できないよ、ハル。わかってよ……。
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第118話

柊がこの町を去るのは、3月27日。時間だけが、無常にも過ぎていく……。3学期の修了式が終わった。柊とハルとは、距離を置いたまま。ハルとこんなに長く話してないのは、初めてだ。3年生でクラス替えがあればいいんだけな……。春に掲示板で3人の名前を見つけたときは、3年まで同じクラスだってかなり嬉しかったのに……。あの時は、こんな風に喧嘩をするなんて思ってもいなかった。今までのハルとの喧嘩はただの口喧嘩だったしね……。これはやっぱり、何も行動に起こせないあたしの性格が悪いのかな。だから、こうやってみんなとの関係が悪くなるのかな……。春休みに入って、すぐに柊は出発だっていうのに、あたしはずっと部屋に閉じこもったままだった。それなのに、スマホはずっと手に持ったまま。「……はぁ。何やってるんだろ、あたし」ベッドにタイブしてうつ伏せのまま、深くため息をついた。ずっと枕に顔をうずめていると苦しくなったので、顔だけ横に向ける。目の前には、真っ黒な画面のスマホ。手を伸ばしてラインを開き、柊とのトーク画面を見る。最後にここで会話をしたのは、9月だった。それからはずっと、ラインもしないまま。もう、ここに新しい会話が表示されることはないと思う。明日、柊は出発してしまう。ラインの画面を見つめて、キーボードに指を重ねた。“元気でね”短い文字を打ってみたけど、すぐに×印を押して、文字を消していく。「メッセージ打つ必要、ないよね……」小さく言いながら、涙がジワリと浮かんできた。「明日か……」明日になれば、また、離れ離れになる。今度は、もう本当に二度と会えないかもしれない。あの頃よりは、少し大人になった。もう子供じゃない。だけど……。高校生のあたしには、遠く離れた人に会いに行けるほどのお金はない。バイトしても、難しい。やっぱり子供で、まだまだ無力。考えて考えて、とことん考え抜いたはずなのに、結局、お別れは明日だ。どうしたら、いいんだろう。
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第119話

翌日。ジッと家にいることができなくて、桜の木の下に向かった。雪の残る、桜の木。もう3月後半だったいうのに、まだまだ雪は残っている。桜の木の下には、泥が混じって薄い茶色になった雪が少しだけ溶けていた。もしかしたら、出発前に柊が思い出のここに来たかなって思ったけど、この雪の状態じゃ、足跡を確認することができない。まぁ、雪に足跡が残っていたとしても、それが柊のものかなんて、わからないのだけど……。ゆっくり、白く化粧をした桜の木を見上げる。吐く息の白さと、桜の木の白さが重なる。風が吹いても、雪の重みのせいで枝は揺れない。葉も少ないので、カサカサとも鳴かない。冬独特の、静けさだ。柊……。今頃、もう駅かな。電車に乗って、空港まで行くんだよね?あの頃と同じように、ここから、バスに乗って……。「……あ」あたしが桜の木の下からバス停を振り返ると、そこには厚着をしたハルが立っていた。少し、あたしを睨むようにして。あたしはハルを見つけ、挙動不審に顔を伏せる。何しに来たの?まさか、今返事を聞くわけじゃないよね?あたし、今、そんな余裕ないよ……。「何やってんの?」あたしとハルの距離は少し遠い。ハルの声が小さく聞こえ、あたしは聞こえないフリをした。だけど……。ザクザクザクザク……。ハルが土に残った雪を踏みながら、こちらに向かって歩いてきた。あたしは横目にもハルが入らないように、ハルが近づいて来る度に、体の向きを変えた。「そうやって避けるの、いい加減にしろよ」不機嫌な声だ。それもそうだよね?もうどのくらい経つ?ずっと話もしないまま、2年生が終わっちゃったもんね。ごめん……。「篠原……。俺のこと、もう友達じゃない?」「……え?」突然の質問に驚いて、顔を上げる。「俺が告白してさ、もう、友達とも思えなくなった?」「え、違う!! そうじゃ……」「そうじゃん」言葉を遮られ、あたしは唇を噛み締めた。
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第120話

ハルの眉間にシワが寄り、とても寂しそうだ。「そうじゃん。今までの篠原の態度は、そういうことだよ」あたしがまた顔を伏せると、ハルの靴が近くまで寄ってきた。ソロリと、目を上げる。寒さで、ハルの鼻が赤くなっていた。あ……。髪が、少し短くなってる。いつ、切ったんだろう……。全く気付かなかった……。それだけ、ハルと話してないってことか……。「俺、篠原のことが好きだよ」「…………」「今も前と同じように好きだ。だけど……」言葉を区切ったハルは、悔しそうに歯を食いしばり泣きそうな表情になった。「アイツを……。古賀をこのまま簡単に行かせてしまう篠原は、好きじゃない」ドックン……。一瞬、心臓を強く握られた感覚になった。一定で動いているはずの心臓が、ドクッドドクッと、変な動きをする。「もう、アイツのこと、嫌いになったの?」「…………」あたしは返事をすることができずに、ただ眉間に力を入れた。好きか嫌いか……。好きだよ。今でも変わらず、やっぱり、好きだ。だけど、今更もう、どうすることもできないじゃん。柊は、また行ってしまったんだから。もう本当に、本格的に、この気持ち、封印しなきゃいけないじゃん!!そんなこと聞かないでよ!!わかってるくせに!!「……何でだよ」ハルの声が、クッと苦しそうに詰まった。あたしは涙が浮かぶ目を、ハルに向ける。涙を流したのは、あたしではなく、ハルが先だった。あたしは、ハルの泣き顔を見て、目を丸くする。「おまえらは、何でそうなんだよ……」「…………」「互い好きなのに……。こんなに好きなのに、何でお互い気持ち伝えずに逃げてんだよ……」「…………」「俺は伝えたよ!! 篠原が古賀を好きだって知りながらも、ちゃんと気持ちを伝えたよ!! ずっと隠したままでいるのが苦しかったから!!」……ハル。
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