บททั้งหมดของ 溺愛御曹司の恋愛指南♡ ~初恋女子はお坊っちゃまから愛されすぎる~: บทที่ 41 - บทที่ 50

84

父はどんな人? Page1

 ――それからまた数日後、わたしは経営戦略部に異動してから初めてのお給料日を迎えた。 「はい、佐々本さん。今月の給与明細ね。この一ヶ月、よく頑張ったな。お疲れさま」 「ありがとうございます!」  お昼休みに入ってすぐ、部長である寛斗さんから給料明細を受け取ったわたしはホクホクと開封する。 ウチの会社は毎月十五日締めの二十五日払いなので、もちろんここに書かれている金額はこの部署に変わってからのお給料である。 「おお……、こんなに増えてるなんてビックリ」  経理部にいた頃もなかなかいい額のお給料をもらっていると感じていたけれど(手取りで三十万弱はあった)、ここでのお給料はそれよりさらに高い。手取りを計算してみると、五万円も多かった。 「でしょ? 若菜、ここに来てから頑張ってたもんね。当然の金額だよ。あたしはそれよりちょっと少ないかな」  美緒に見せると、彼女はそう言ってわたしを労った後に自分の明細も見せてくれた。確かにわたしより二万円ほど少ない。 「それでも高い方なんだけどねー。ちゃんと生活できるし、一人暮らしだから家賃補助も出てるし」 「そうなんだ? 家賃が補助されるのはいいよね」  社会人になってから、美緒が一人暮らしをしていることはわたしも知っていた。彼女の部屋にも何度も遊びに行っているから。 そもそも、他の会社のお給料の額なんて就活の時に初任給の額を調べたくらいなので、あまりよく知らない。わたしは友だちが少なかったので、他の同級生が今働いている会社でどれくらいのお給料をもらっているかも聞いたことがないし。 「よかったね、若菜。これで今まで以上にお母さん孝行できるじゃん」
อ่านเพิ่มเติม

父はどんな人? Page2

「――で、若ちゃん。俺に訊きたいことってなに?」  いつものようにオフィスの寛斗さんのデスクに並んでお弁当を食べていると、彼の方から話を振ってくれた。 ちなみに今日のメインのおかずはエビフライで、いつものウィンナーと玉子焼き、それから茹でたブロッコリーとプチトマト、そしてピーマンとパプリカ(黄色、オレンジ、赤の三色)を炒めたものも入っている。今日はわたしが作ったのだけれど、エビフライだけは昨日の晩ゴハンの残りものというか、お弁当用によけてあったものだ。 「あ……、えっと。寛斗さんってわたしの父のことご存じなんですよね? どんな人なんですか?」 「俺が、っていうより養父がね。君のお父さん――鴻上洋太郎さんは大学時代の二年後輩だったらしくて、俺も子供の頃から交流があった。っていうか今もあるけど。……彼は鴻上グループの現会長だよ。つまり、日本屈指の資産家の一人だ」  彼の言葉に、わたしは驚きを隠せない。鴻上グループの名前はわたしも知っていたけれど、父がそんなに有名な企業グループのトップに君臨しているような人だったなんて。 お金持ちだとは思っていたけれど、あまりにもスケールが違いすぎだ。 「父は……そんなにすごい人だったんですね。わたし、全然知りませんでした」 「だろうな。つまりは若ちゃん、君はご両親が離婚してなかったら鴻上家のご令嬢だったわけだ」 「わたしが……お嬢さま?
อ่านเพิ่มเติม

父はどんな人? Page3

「その時に君のお父さんのこと、俺からお母さんに訊ねてみようと思うんだ。親子だと却って話しづらいってこともあるだろうしね。他人の俺になら話しやすいかもしれないから」 「そうかもしれませんね。寛斗さん、わたしからもお願いします」  彼の言うことにも一理あると思った。母がわたしにそのことを話そうとしないのは、わたしが父と実の親子だからというのもあるのかもしれない。でも、面識があるとはいえ寛斗さんは父にとって他人なので(知人ではあるのだけれど)、わたしには話しづらいことも彼になら話してくれる可能性は高い。 「わたしも、父のこと知りたいです。どんな人なのか、母と別れた時はどんな気持ちだったのか、離婚してからはどう生きてきたのか。母が父から別れを告げられた時、どう思ったのか。知りたいことがたくさんあります」 「そうだろうね。ご両親が離婚した時のこと、若ちゃんは憶えてないだろうし」 「はい。離婚の事実を知ったのは大学受験の時でした。戸籍を取り寄せた時に父の名前と、母が鴻上の籍から抜けていたことを知って。そのことを母に訊いたら離婚のことを話してくれたんです。その時に初めて父の存在を知って、なんだか切ない気持ちになったのを今でも憶えてます」  それまでは母が未婚の母だと信じて疑わずにいた。母が父のことを一度も話してくれなかったから、父親はいないものだと思って育ってきたのだ。 「……若ちゃんは、お父さんに会いたい? もしも会えるとしたら」 「えっ? ……えーっと」  ズバリ直球に訊ねられて、わたしは返事に困った。そりゃ、会えるものなら会ってみたい。父に会って訊きたいことや、話したいこともたくさんある。 でも、事情はともかく母に苦労をかけたという事実は消えないし、
อ่านเพิ่มเติม

父はどんな人? Page4

 ――わたしはその日の夜、家でさっそく寛斗さんが母に会いたがっていることを伝えた。 「そう。お母さんも一度、寛斗さんっていう方にお会いしてみたいと思ってたのよ。若ちゃんが、どんなにステキな人とお付き合いしてるのかなぁって」 「そうだよね。こないだのデートの時にも、寛斗さんはお母さんに会わずに大量の荷物だけ玄関先に置いて帰っちゃったもんね。でも、ホントにステキな人だから。お母さんも会えば気に入ってくれると思うよ」  そうなのだ。あのデートの時、彼は玄関先までわたしに買ってくれて大量のプレゼントを運んではくれたものの、母と顔を合わせることなく「じゃあ、俺はこれで」と言って帰ってしまった。おかげで、母と二人でその荷物を家の中まで運び込むのが大変だったのだけれど、それはともかく。 彼があの時母に会わなかったのは、きっとわたしのいる前で父の話になると思って遠慮したんだろうと思う。でも、今回はわたしが「父に会いたい」と打ち明けたので、母に会うことにしたのだろう。今なら父の話が出ても問題ないから。 「お母さん、あのね……。わたし、お父さんに会ってみたい。今までずっと、お父さんがどんな人か知らなかったし、顔すら見たことなかったから『会いたい』と思わなかったけど。今日ね、寛斗さんがお父さんのこと色々と話してくれたの。どうしてお母さんと離婚しなきゃいけなくなったのかも」 「あら、そうなの? 何ておっしゃってたの?」 「お父さんは今、鴻上グループの会長だって。離婚したのは自分が経営してる会社が莫大な負債を抱えて、それを自分の力だけでどうにかしないといけなくて。その債務がお母さんやわたしにまで及ばないようにするためだった、って。その時、自分の財産の一部をお母さんの口座に移したとも聞いた。わたしの養育費とか、大学の進学費用もそこから出してくれたんだよね?」 
อ่านเพิ่มเติม

父はどんな人? Page5

 ——母が「早く寛斗さんに会ってみたい。明日でも全然大丈夫」と言うので、わたしはさっそくその翌日の仕事帰りに、彼をウチにお招きした。 「寛斗さん、今日ご都合大丈夫でした? すみません、母は気が早くて」  車の助手席から、わたしはあまりの急展開を彼に謝る。でも、運転席でハンドルを握る彼は何だかご機嫌だった。 「いや、俺もお会いするなら一日も早い方がいいと思ってたからね。ちょうど何も予定入ってなかったし。だから謝らないでくれよ、若ちゃん」 「……はい。それならいいんですけど……。っていうか寛斗さん、母の前で『若ちゃん』呼びはやめて下さいね?」 「分かってるよ。ちゃんと『若菜さん』って呼ぶからご心配なく。俺、ちゃんとそういう常識はわきまえてるから」 「……そうですね。それなら安心です」  わたしは彼を信用している。わたしの前では少々ポンコツなところがあっても、人前での彼は完璧主義者だから。血の繋がっていないご両親のもとで、常に完璧であろうとしてきた彼だから。     * * * *  「——お母さん、ただいま。寛斗さんをお連れしたよ」 「おかえりなさい、若ちゃん。……あら、あなたが」 「こんばんは。初めまして……ですよね、若菜さんのお母さま。僕が若菜さんとお付き合いさせて頂いております、連城寛斗と申します」
อ่านเพิ่มเติม

父はどんな人? Page6

「鴻上さんはあれから苦労もされたようですが、負債は全額清算されたそうですよ。そのおかげで会社の経営も立て直されて、お父さまにもその功績が認められて後継の会長となられたんです。『負債を無事に返し終えたら、香苗と若菜を迎えに行くんだ』と、それが彼のモチベーションだったそうです。この二十三年間、ずっとお二人のことを気にかけておられたと聞いています。片時も忘れたことはなかったと」 「そうなんですね……。寛斗さん、話して下さってありがとうございます。そうですよね、この子ももう大人なんですもの。私から話してあげてもよかったですね」  母はわたしの顔を見ながらそう言った。何だか申し訳なさそうにしているけれど、それはわたしにも原因があったのかもしれない。わたしの方から「お父さんの話を聞かせてほしい」と言うこともできたのに。寛斗さんとお付き合いするようにならなければ、こういう機会もなかったのかもしれない。 「寛斗さん、父はいつごろわたしたち親子を呼び戻すつもりだって言ってました?」 「さあ? そこまで具体的なことは聞いてないけど……。でも無理やり呼び戻すようなことはなさらないんじゃないかな。あくまで、君とお母さまの意思を尊重したいとお思いのはずだよ」  彼はわたしの質問にも丁寧に答えてくれた。つまり、今すぐ戻ってこいという話ではないらしいので、わたしはホッとした。 もしも両親が離婚していなければ、わたしは鴻上グループの令嬢――それも一人娘なので後継者になっていたらしい。……父が再婚していなければの話だけれど、寛斗さんの話によればそれもなさそうだ。 父に呼び戻されたら、わたしは本当に後継者
อ่านเพิ่มเติม

二十三年ぶりの再会 Page1

「——ただいま、お母さん。寛斗さん、帰ったよ」 「おかえりなさい、若ちゃん。お見送りご苦労さま。ホントにステキな人だったわね、寛斗さん」 「……うん」  母は多分今日が初対面なのに、早くも彼のことを気に入ってくれたようだ。「多分」と言ったのは、もしかしたら子供の頃の彼には会っていたかもしれないから。でも今の彼にはその頃の面影がないから分からなかったのだろう。……これはあくまでわたしの想像だけれど。 「……あら、もうこんな時間。若ちゃん、お腹すいたでしょう? お母さんもお腹ペコペコ」 「うん、お腹すいた。着替えてくるからゴハンにしよう?」 「そうね。でもお母さんも若ちゃんも疲れてるし、今から何か作るのもね……。どうしようか?」 「じゃあ、たまにはお寿司の出前でも取る? 昨日お給料入ったし、わたし奢るよ。特上二人前ね。ただし、わたしのはワサビ抜きで」  我が家では月に一回か二回デリバリーも利用するので、もちろん出前寿司のチラシも取ってある。ちなみに特上だと一人前四千五百円もするのだけれど、異動してからのお給料がよかったので、今のわたしにはこれくらいの金額なら痛くも何ともない。 「あら、ありがとう。じゃあネットで注文しておくから、若ちゃんは着替えてらっしゃい」 
อ่านเพิ่มเติม

二十三年ぶりの再会 Page2

「もしかして若ちゃん、『着ていくものがない~』とか心配してる?」 「……えっ、分かっちゃいました? そうなんですよねー。わたし、そんなガチガチのドレスコードがありそうなパーティーなんて出たことないですもん。友だちの結婚式もなかったですし。だから、家に着ていけそうな服があるかどうか……」 「そのことなら心配ご無用だよ。パーティーに行く前に、俺が一式見立ててあげるからさ。もちろん全額俺の支払いで」  わたしの心配などお見通しだとばかりに、彼はトンデモ発言をかましてくる。それも、こんなことは何ともないとばかりに涼しげな表情で。 「いいんですか? ありがとうございます。でも……、わたし、寛斗さんにだいぶお金使わせちゃってますよね。なんか、貢がせてるみたいで申し訳ないです」 「若ちゃん、俺前に言ったよな? 恋愛が上手くいくコツは、相手に気を遣わせないことだって。だから、『申し訳ない』とか君が気にする必要はなし。俺が君を好きでやってることだから、君は遠慮なくその厚意を受け取ってくれるだけでいい。分かった?」 「……はい、分かりました」  これも彼なりの溺愛なのだとしたら、わたしは喜んでその厚意を受け入れればいい。……実際問題、自分の力ではどうにもならないことだろうし。 「俺、君を会場でいちばん可愛く見せられる自信があるよ。ドレスも靴もアクセサリーも、どんなのが君にいちばん似合うか知ってるのは俺だけだから」 「すごい自信ですね……」
อ่านเพิ่มเติม

二十三年ぶりの再会 Page3

 店員さんが選んでくれたドレスはどれもステキで、一着ずつ試着するごとに寛斗さんは「うん、似合うよ」「ステキだよ」「可愛いよ」と褒めてくれる。「一着だけ選ぶなんてできない」と寛斗さんに言えば全部買ってくれそうだけれど。わたしはとりあえず今夜のパーティーに着ていく一着だけを選ばなければならないことを思い出した。 「――若ちゃん、どれにするか決められそう? 買うのは三着ともでもいいと思うけど、今夜着られるのは一着だけだからね」  すべての試着を終え、元の服装に戻ってフィッティングルームから出てきたわたしに彼が訊いた。 「う~ん……。どれにしよう? 迷っちゃいます。寛斗さんはどれがいいと思いますか?」  わたしは今夜エスコートしてくれる彼の意見も聞いてみることにした。彼の好みは大事にしたいし、わたしが他の男性からどういう目で見られるのかを彼が気にしているなら、それも選ぶうえで重要なポイントになると思うからだ。 「そうだな……、俺は二着目に試着した、淡いピンク色のドレスがいちばんいいと思うけど。胸元も露出しすぎてないし、レースがあしらわれてて上品だし。スカートの丈も長すぎず短すぎずでちょうどいいし。あと、お腹周りも楽そうだし」 「そうなんですよね。お腹が締め付けられないっていうのは重要なんですよ。……じゃあ、ドレスはこれでお願いします」  わたしはフィッティングルームの外にハンガーでかけられていた三着のドレスのうち、胸元にレースがあしらわれた淡いピンク色のノンスリーブのドレスを選び、店員さんに指さして見せた。 「かしこまりました。夜はまだ冷えますので、羽織られるものもあるとよいかと存じます。そうですね……、こちらの
อ่านเพิ่มเติม

二十三年ぶりの再会 Page4

 ――靴はヒールが高いけれど安定感のある太めのヒールのものに決まり、バッグも最初のお店だけじゃなくもう一軒ブランドショップでも見て気に入ったものが見つかり(その分お値段は高くなってしまったけれど、寛斗さんは「いいよ、気にしないで」と快く例のプラチナカードで支払ってくれた)、アクセサリー(ネックレス、イヤリング、ブレスレット)も高級ジュエリー店で揃えてもらった。あとはわたし自身がそれで支度を整えるだけだ。 「――それじゃ寛斗さん、わたしは一度家に帰って支度をしてきます」  わたしは一旦、寛斗さんに車で自宅まで送ってもらった。外で着替えるわけにはいかないため、家で着替えとメイクをしようと思ったからだ。 「……あの、メイクは自分でできるとして、髪型はどうしましょうか? このままでも大丈夫ですか?」 「うん、大丈夫だと思う。下手に髪型を変えたら、お父さんに君が若ちゃんだと気づいてもらえないかもしれないからね」 「あ……、そっか。そうですよね。じゃあ髪型はこのままで、メイクだけ頑張ってみます。それじゃ、また後ほど」 「うん、また後で。六時半ごろに迎えに来るよ。……あ、せめて荷物は君の家まで運ばせてくれ。お母さんにも一言挨拶していきたいしね」 「はい。じゃあお願いします」  わたしと寛斗さんは今日買ってもらったものを抱えて、エレベーターで三階のわたしの家へ。「ただいま」と玄関のドアを開けて声をかけると、母が玄関へすっ飛んできた。 ちなみに母も、わたしが今夜父に会いに行くことは承知済みである。 「おかえり、若ちゃん。……あら、寛斗さん。こんにちは」 「こんにちは。今夜は僕が、キチンと若菜さんをエスコートしますので。よろしくお願いします」 「ええ。こちらこそ、若菜のことをよろしくお願いします。……で、その荷
อ่านเพิ่มเติม
ก่อนหน้า
1
...
34567
...
9
สแกนรหัสเพื่ออ่านบนแอป
DMCA.com Protection Status