プレイしていてまず気づくのは、物語の枝分かれの細かさだ。'Detroit: Become Human'は選択が積み重なって世界を変えるタイプの作品で、登場人物ひとりひとりに複数の結末が用意されている。個人的には、チャプターセレクトとフローチャート機能があるおかげで、完全制覇は確かに可能だと感じた。特定の選択でキャラクターが死亡したり、発生するイベントが変わったりするため、一回の通しプレイだけで網羅するのは現実的ではないけれど、計画的に章を遡ることで未見の分岐を効率よく回収できる。
攻略を重ねて分かったのは、全ての結末を“理論上”回収することは十分可能だということだ。'Detroit: Become Human' の分岐はキャラクターごとに独立した軸と相互作用する分岐が混ざっているため、プレイの仕方次第で多くの結末を一つのプレイスルーで見られる場面もあるし、どうしても複数周が必要になる場面もある。僕は最初にストーリーを素直に進めて大枠を把握し、その後にチャプターセレクトとセーブスロットを使って集中して分岐点を潰していった。これが一番効率が良かった。特にコナー、マーカス、カーラの三本柱は、それぞれが生死や重要な選択で大きく結末を分ける。例えばコナーは“デヴィアントになるか否か”で到達する結末群が変わるし、マーカスは革命の成否や和平の道を選ぶかによって複数の大筋が生まれる。カーラは逃避行と保護の成否で幸福な結末か悲劇的な結末かが決まることが多い。
趣味が高じて多数のゲーム音楽をコレクションしてきた経験から言えることがいくつかある。まず最も手軽なのは公式のデジタル配信だ。私は普段からサンプルを聴きたくなったら'Spotify'や'Apple Music'、あるいは'iTunes'やAmazon Musicで検索して確認する。日本語表記の'デトロイト ビカム ヒューマン'のサントラも、配信プラットフォームに出ていることが多いので、試聴→購入の流れが一番ストレスが少ない。
次にフィジカルを狙うなら、公式ショップや大手通販サイトをチェックするのが定石だ。限定盤やアナログが出ている場合、メーカーや販売元の告知が出るので、私は複数のショップのメルマガを登録して見逃さないようにしている。どうしても買い逃したときは'Discogs'やeBay、国内ならヤフオクやフリマアプリで探す手がある。他の作品でも限定盤は流通が早くなくなるので、'The Last of Us'のサントラで経験したように、早めに動くのが賢明だ。商品説明や盤面写真、収録時間やトラックリストを必ず確認して、正規品かどうか見分ける習慣をつけている。
学術誌を追っていると、研究者たちは'Detroit: Become Human'を単なるSFゲーム以上のものとして扱っていることがよくわかる。感情や主体性の問題をめぐる分析が中心で、特に「感情の演出」としてのゲームデザインがどのようにプレイヤーの共感を誘導するかを丁寧に追跡している論文が多い。私はいくつかの論文で、視点変更や分岐の仕組みが『Blade Runner』的な問い──何が人間らしさを規定するのか──をインタラクティブに再現していると示されるのを見た。
また、社会的階層や労働の描写を通じた政治的読みも盛んだ。研究者はアンドロイドの法的地位や権利要求を、現実世界の移民問題や労働搾取のメタファーとして解釈し、倫理学・法哲学の枠組みから議論を進める。私はフィールドワークやテキスト分析を組み合わせた混合手法の研究に惹かれ、物語構造とプレイヤー行動の相互作用がテーマ理解を深める鍵だと感じている。