支援している子は私を宴会に招いてくれない
支援していた子が大学に合格した。
その子のために進学の祝宴を開いたが、彼は私を招こうとしなかった。
「俺を支援してくれるのがただの普通の人だってバレたら、一生頭を上げられなくなるんだろう。
だから、お前は来なくていい。あのボンボンの彼氏を呼んでくれ」
私は怒りで手が震えた。
彼氏とはすでに別れていた。彼がその子を見下していたからだった。
しかしその子は全く気にしなかった。
「彼はさ、ただお前のことを気にしてないだけだよ。俺みたいに優秀な人材なら、きっと大切にしてくれるだろう」
そう言われると、私は進学の祝宴をキャンセルし、支援金も止め、彼とのすべての関係を断ち切った。
よしよし。それなら、あんたを軽んじているボンボンに、大切にしてもらいなさい。