Behind The Close Door

Behind The Close Door

last updateLast Updated : 2024-04-28
By:  nura0484Completed
Language: Bahasa_indonesia
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Janda, tidak ada orang yang mau jadi janda. Setiap orang ingin pernikahannya berhasil, tapi keinginan tidak berjalan sebagaimana mestinya. Dona mengalami itu semua, menikah dengan pria yang suka melakukan kekerasan bahkan pada saat berhubungan intim. Fandi, pria yang sudah seharusnya menikah tapi kenyataan tidak semudah itu. Kepercayaan dengan wanita berkurang setelah wanita yang dicintainya lebih memilih menikahi kakaknya karena hamil. Fandi dan Dona yang mengalami masa lalu sulit bertemu secara tidak sengaja, kejadian demi kejadian membuat mereka dekat. Akankah mereka saling membuka hati satu sama lain?

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Chapter 1

Mimpi Sama

 嗅いだことのない匂いを感じ、ゆっくりと意識が浮上する。

 目を開くと見たことのない天井が目に入った。

 あれ、うちの天井じゃない。

 俺が住んでいるのは一DKのアパートだぞ。

 こんな茶色の天井なんかじゃないし、こんなに高くもない。

 俺は身体を起こして辺りを見回し、事態を把握しようとする。

 なんだここ。スゲー広い。俺の部屋の四倍はありそうだ。

 広いベッドにクローゼット、大きなソファーにテーブルに……って、明らかに俺の部屋じゃない。

 俺は|春野京佑《はるの きょうすけ》。日本人で、大学二年生だ。

 実家を出てアパートでひとり暮らし。

 だけどここは絶対アパートじゃない。どこかのホテルのスイートルームみたいだ。

 俺はベッドから起き上がり、ふらふらと窓に歩み寄る。

 カーテンを開いて外を見ると、広い中庭が目に入った。

 そして、高い城壁……

 どういうことだよ、ここ、もしかして日本じゃない?

 もちろん俺の部屋でもない。

 鏡、鏡ねえか?

 きょろきょろと辺りを見回して俺は、鏡台を見つけそこに走り寄った。

「……!」

 そこに映っていたのは、緑がかった金髪に緑色の瞳をした知らない男だった。

 誰これ。

 そう思いながら俺は顔に触れて頬を引っ張る。

 痛い。ってことは夢じゃない?

 どういうことだよ。

 戸惑っていると、扉を叩く音がした。

 はっとして振り返ると、勝手に唇が動いた。

「どうぞ」

「失礼いたします」

 聞き覚えのない男の声に続いて、扉が開く。

 入って来たのは黒いスーツ姿の若い青年だった。

 って誰? そう思うのに勝手に口が動く。

「レオ」

 彼はレオ。俺の侍従だ。

 俺はルカ=パルッツィ。国王の弟の子供だってつい最近知った。俺は親の出自なんて何にも知らず、両親が死んだあとに国王の使いが現れて、ここに引き取られたんだ。

 ちょっとまて、俺はなんでそんなこと知ってるんだ?

 ここは……そうだ、アラミラ王国だ。

 待て、これ、聞き覚えあるぞ。

 妹がやっていたゲームじゃね? なんか誕生日のプレゼントに欲しいって言ってて、親に頼まれて買いに行ったんだ。

 その時、どんなゲームか調べたからなんか覚えてるぞ。

 確か親がアルミラ王国国王の弟であると知って王宮に引き取られたヒロインが、王族や貴族、騎士と恋愛する話だったと思う。

 なんでろくに知りもしないゲームの中に迷い込んでるんだ?

 つうかあのヒロイン、兄弟なんていたの?

 戸惑いを感じるのに俺の身体は勝手に動いてしまう。

 俺は鏡台の前を離れて、レオに向かって歩き出した。

「お食事の用意ができております」

「わかった。準備が出来たら行くから」

 準備ってなんだよ。

 そう思いながら俺は、部屋に備え付けられている洗面台へと向かった。

 本来なら朝の準備を侍従が手伝ってくれるけど、俺はその全てを断った。

 二十歳にもなって人に手伝ってもらうのは恥ずかしすぎるからだ。

 外で待ってくれればいいのに、金髪の侍従、レオは扉の前で控えている。

 気まずいと思いながら俺は、寝間着を脱いで着替えをした。

 黒のズボンに、白い半そでシャツ。それに黒いベストを着る。

 身体はずっと勝手に動いて、準備が済んだ俺はレオに連れられて部屋を出て食堂に向かった。

 なんだよこれ。俺の身体なのに、俺の身体じゃない。俺の意識は確かにある。なのに俺じゃない意識が勝手に身体を動かしていく。

 いったい何が起きてるんだよ。

 そもそも妹がもっていたゲームだぞ。内容なんてロクにしらないのに。どうすれば俺、元の世界に戻れるんだろ?

 俺、春野京佑とルカ、どっちなんだよ……

 どっちでもいいとかねえぞ。

 廊下を歩き階段を下りて着いた先にいたのは、妹のマリアの姿だった。彼女はゲームのパッケージにいたヒロインじゃないか。

 俺と同じ緑がかった金髪の妹は、空色のワンピースを着ている。

 彼女は俺の姿を見ると、ばっと椅子から立ち上がって言った。

「お兄ちゃん!」

 そうマリアが声を上げると、執事の咳ばらいが響く。

 するとマリアは気まずそうな顔をして椅子に座り、

「お、お兄様」

 と、ぎこちない声で俺を呼ぶ。

 マリアと俺は王宮に引き取られて学校に通っている。

 マリアはいわゆる高校一年生で、俺は大学の二年生だ。

 貴族や王族でも大学まで通い、学校生活を送らせるのが常識らしい。

 マリアはそこで色んな人たちと出会い特定の相手を攻略していくとかそんなゲームなんじゃなかったっけ。

 大学も同じ構内にあるからか、攻略対象は同級生のみならず大学生である他の貴族も含まれるとかあったような。

 で、俺の役割何?

 そう思いながら俺は、マリアに朝の挨拶をして椅子に腰かけた。

 ここは王宮の離宮のひとつで、俺とマリアに与えられた家だ。

 俺たちの両親が死んだのを知った国王が、王族をいつまでも田舎に住まわせておくわけにはいかないし、暗殺の恐れがあると心配して俺たちを引き取ることにしたらしい。

 暗殺っていうのがすげえ物騒に聞こえるけど、王族であれば常に暗殺の可能性を考えるものだと、最初王に謁見した時に言われた。

 そもそも俺の両親も暗殺された可能性があると、その時知った。

 両親は山の土砂崩れに巻き込まれて死んだ。

 前々から危ないとは言われていた場所で、工事をしようとしていた矢先だったと。

 両親が死に、俺たちはふたりきりになって途方に暮れていた。そこに王の使いがやってきたんだ。

 そこで俺たちは初めて父親が王族であることを知ったんだ。

 父親は何にも話さなかったから、俺たちは何も知らなかった。

 その記憶は俺の中に確実にあるのに、春野京佑として日本で生きていた記憶もある。

 どっちが本当の俺なんだ……?

 とにかく俺は、今の状況を把握しねえと。

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